真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.08.17 20:07

「統一マイル王」ニッポーテイオー死す……モーリスに継承されたマイル王の「意志」とロゴタイプが再現した安田記念の「歴史」
編集部
さて、このニッポーテイオーだが、かつて地方競馬で100連敗して人気を博したハルウララの父として知られると共に、実は今年の競馬にも意外なところで存在感を発揮している。
モーリスの連勝がストップしたことで、大きな話題を集めた今年の安田記念。モーリスがここまで世界を股に掛けた7連勝と圧倒的な強さを見せていたためメンバーが集まらず、G1としては珍しいわずか12頭での争いとなったことでも物議を醸した。
実はこの12頭立ての安田記念というのが、ニッポーテイオーが制した1988年以来のこと。さらに今年はロゴタイプが乾坤一擲の逃げ切りで見事モーリスを2着に下したが、「安田記念の逃げ切り勝利」もまた1988年のニッポーテイオー以来の快挙だった。
さらにニッポーテイオーが逃げ切った1988年の安田記念の2着馬は、モーリスの父方の祖母にあたるダイナアクトレス。こういった事実を見ると、改めて競馬が深い”因果”によって繋がっているのだと実感せざるを得ない。
ロゴタイプという、ニッポーテイオー以来の安田記念を逃げ切った名馬が出現し、史上10頭目の「統一マイル王」モーリスが過去の先人たちの例に習って、自身の距離の限界に挑もうとしている。
昭和の競馬を彩った名馬がまた一頭、世を去るのは寂しい限りだが、ニッポーテイオーにとっても安心して大往生を遂げられたのではないだろうか。
PICK UP
Ranking
23:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- JRA タマモクロスVSオグリキャップ後年語り継がれる「芦毛頂上決戦」と父の悲願を成し遂げた天皇賞制覇・史上初春秋連覇の偉業
- 小嶋陽菜が石原さとみに続き「IT社長と熱愛報道」に愕然……「競馬」キッカケで25歳若手社長を射止めた「馴れ初め」
- “第2の金子オーナー”は武豊の元パートナー!? 「エピファネイア×ステイゴールド」の期待馬が今週末デビューへ
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?