真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.08.22 15:52

強さに「パンチ」がなかったモーリス、札幌記念レースぶりの「微妙」さ
編集部

久々の2000mで大きな注目を集めたマイル王モーリスの札幌記念参戦。結果は、同馬と同じ堀厩舎、5番人気のネオリアリズムが先手を奪い、そのまま逃げ切り勝ち。稍重の馬場を読んで積極的にレースを進めたC.ルメール騎手が見事なレースを披露した。
外枠だったモーリスは、終始外々を周り、最後の直線では鋭い伸び脚を見せたものの、ネオリアリズムに2馬身及ばず完敗。多くの有識者が指摘しているように、重くなった馬場が敗因であることは明らかだ。
ただ、やはりマイルで見せるような圧倒的な強さを感じなかったのは事実。もちろん内容が特別悪かったわけではないが、2着がやっとという点からも「普通に強い馬」という印象を拭いきれなかった。惨敗したわけでもなく、2000mでも実力はトップクラスには違いないが、次走を天皇賞・秋に定めた場合、マイルG1のような大きな期待を持てない部分がある。「楽勝するかと思っていた」「次は、正直悩んでいる」と語る吉田勝己氏の言葉がすべてを物語っている。
昨年の年度代表馬、歴代でも屈指のマイル戦績を残すモーリスだけに、もはや勝利がなければ「期待外れ」となってしまうのは致し方ないところ。前走2着に敗れた安田記念で見られたかかり癖が今回も見られた。
騎乗した香港No.1騎手J.モレイラが「距離は問題ない」と語ってはいるが、やはり不安は拭えない。斤量差や馬場の向き不向きもあるだろうが、3歳馬レインボーラインに迫られたという点も、モーリスに影を落としている。
果たしてモーリス陣営は、どのような秋ローテを選択するのか。注目が集まるところだ。
PICK UP
Ranking
11:30更新引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬