JRAキングジョージ「世界女王」エネイブルに大魔神・佐々木主浩氏もお手上げ!? シュヴァルグランの気になる次走に「大チャンス」到来か?
「大外枠で終始外を回らされたエネイブルにとって決して簡単なレースではなかったですが、最後は力でねじ伏せた格好。改めて異次元の強さを見せつけたレースでした。クリスタルオーシャンも好スタートから、ほぼ完ぺきな競馬。本来なら勝ってもおかしくない内容でしたが、今回は相手が一枚上手でしたね。
シュヴァルグランもいいコンディションで当日を迎えたんですが、レース後にO.マーフィ騎手が『馬場がこの馬には重たかった』と話していた通り、直前に降った雨がアンラッキーでした」(競馬記者)
この結果には、シュヴァルグランを管理する友道康夫調教師も「昨夜からの雨で馬場が湿って、本当はもう少しパンパンの馬場でやりたかった」と恨み節……。今年のアスコット競馬場は猛暑が続き、当初は日本に近い高速馬場で行われると目されていたが、直前になって“天”に見放されてしまった。
なお、シュヴァルグランの次走は8月21日に英ヨーク競馬場で行われるインターナショナルS(G1)になる見込み。友道調教師も「てるてる坊主作って頑張ります(笑)」と巻き返しに意欲を燃やしている。
「インターナショナルSが行われるヨーク競馬場は、馬場が重い英国の中でも速い時計が出ることで有名な競馬場です。
高速決着が得意な日本馬に向いていると思いますし、実際に2005年には日本からゼンノロブロイが挑戦して2着。当時世界トップホースの一角だったエレクトロキューショニストとクビ差の接戦を繰り広げる大善戦でした。雨さえ降らなければシュヴァルグランにもチャンスがあると思いますね」(同)
視察に訪れていた元メジャーリーガーの大魔神こと佐々木主浩オーナーも「エネイブルとかが相手なのは大変だけど、もちろん勝ってほしいです」と期待していたが、今回はお手上げといったところか。
とはいえ、今年7歳のシュヴァルグランは元気十分。難しい欧州の環境も、大きな問題にはなっていないようだ。異例の長期遠征となるが、今度こそ歴史的な世界制覇を期待したい。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
関連記事
JRAシュヴァルグランに好機到来!「天」はエネイブルを見放す!? 歴史的メンバー「キングジョージ(G1)」で日本代表好走の余地十分な理由
JRAシュヴァルグラン「最強女王」エネイブルVS「世界No.1」クリスタルオーシャンに英ダービー馬参戦で大ピンチ!? 今年のキングジョージ6世&QES(G1)は史上最強クラス
JRA「悲願」凱旋門賞へ「最大の壁」世界女王エネイブルが圧巻の10連勝! 「次走」はキングジョージでシュヴァルグランと対決か
JRA大魔神シュヴァルグラン「英G1転戦」キングジョージ→インターナショナルS! 「距離短い」よぎる大阪杯・大敗も「やれる」理由
JRAシュヴァルグラン大魔神・佐々木主浩氏に「賞賛の声」続々!? 英キングジョージ6世&QES(G1)挑戦が「胸熱」な理由