GJ > 競馬ニュース > 種牡馬「戦国時代へ」
NEW

JRA種牡馬「戦国時代へ」ディープインパクト後継不安、キンカメ後継有力、そして新種牡馬たちへの期待

【この記事のキーワード】, ,

JRA種牡馬「戦国時代へ」ディープインパクト後継不安、キンカメ後継有力、そして新種牡馬たちへの期待の画像1

 

 2005年に史上2頭目、無敗の三冠馬となりG1競走7勝、種牡馬としても7年連続リーディング(継続中)のディープインパクトが30日、頚椎骨折で安楽死となり、この世を去った。17歳だった。

 競走馬としてはもちろんのこと、種牡馬としても多くの活躍馬を世に送り出し「サンデーサイレンスの後継」としての役目を十分に果たしたディープインパクト。今回の死で、競馬界、生産界が受ける影響はこれ以上ないほどに大きい。

 すでに2019年の2歳産駒はデビューし始め、来年まではこれまで通りの産駒デビューが見込まれるディープインパクトだが、4年後くらいには産駒の数もあるため「リーディング首位陥落」も現実的なところだ。

 となると気になるのが次なる種牡馬の「覇権争い」。ディープインパクトとともにリーディングのワンツーを保持していたキングカメハメハも、今月引退を発表したばかり。2頭がいなくなることで、種牡馬リーディングが「戦国時代」を迎えることは確実だ。

 現状その「筆頭」といえるのは、今年も7月終了時点で2位につけているハーツクライ。ディープインパクトと同じサンデーサイレンス産駒だけに、今後需要は増しそうだ。しかし、ハーツクライもまた引退したキングカメハメハと同い年であり、ディープインパクトよりも1歳上。となると「今後も元気に種付けができれば」という但し書きが入る。ここ何年かでの引退可能性も否定はできない。3位のステイゴールドもすでにこの世を去っている。

JRA種牡馬「戦国時代へ」ディープインパクト後継不安、キンカメ後継有力、そして新種牡馬たちへの期待の画像2

 4位は、現状3世代がデビューしているロードカナロア。新種牡馬としてアーモンドアイ、2年目にサートゥルナーリアを輩出したインパクトはことさらに大きく、すでに「今後はカナロアの時代になる」という声も出ている。その意見を否定することはできない活躍ぶりではある。5位ルーラーシップは良血の下地と、芝、ダート、距離を問わないバリエーション豊かな産駒を出すことで重宝されている存在だ。

JRA種牡馬「戦国時代へ」ディープインパクト後継不安、キンカメ後継有力、そして新種牡馬たちへの期待のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛