
JRAデムーロ「バンザイ関東移籍?」上機嫌が話題……復活の予兆あり
京成杯AH(G3)に出走を予定しているロードクエスト(牡6歳、美浦・小島茂之厩舎)が、M.デムーロ騎手を背に追い切りを行った。
ロードクエストは、大きく先行した外ウルラーレと中につけたブラッドストーンの2頭を内から追走。中には1馬身遅れたものの、外とは併入。馬なりで6ハロンを81秒5、ラスト12秒4を記録した。デムーロ騎手は最後にステッキを数回入れたが、その理由を、「遊んでばかり。だから叱りながら乗った」と苦笑しつつ明かした。それでも手応えはあったのか、鞍上から報道陣に向かってバンザイするなどゴキゲンな様子だったという。
「デムーロ騎手は最近、よく笑うようになったんですよね。今年は建てたばかりの京都の豪邸の水漏れ事件など、プライベートで問題を抱えているとウワサされていました。そのせいで仕事に集中できず、“出遅れ”や“ただ外を回るだけの無策の競馬”、さらに手綱を緩めて早々と諦める無気力騎乗まがいのことをするのではないかともいわれていたほど。
ところが、その私生活のトラブルがようやく改善の方向に動き始めたらしいんですよね。だから、ここから調子を取り戻すと見る関係者もいますよ」(競馬記者)
ようやく復調の兆しを感じさせはじめたデムーロ騎手。だが、その復活劇は関西ではなく関東の馬で行われると見ている人が多いようだ。
「今春、デムーロ騎手は好調な成績を残している同じグループの川田将雅騎手への嫉妬や、サートゥルナーリアの乗り替わりなどを理由にエージェント変更を決断したといわれています。ですが、あまりにも急な決断に現場は大混乱。この一件でデムーロ騎手に対してネガティブなイメージを持つ関係者が増えたともいわれています。
それに加えて、皐月賞(G1)の騎乗をめぐってデムーロ騎手は川田騎手と殴り合い寸前の揉め事を起こし、さらに不利を受けた安田記念(G1)では、レース後取材陣にノーコメントを貫くなど、すっかりトラブルメーカーとして周知されているんです。関西ではデムーロ騎手の評価は下げ止まりを知らず、本人としても相当居心地が悪いみたいです。
その一方、関東の先生たちの中にはデムーロ騎手を評価する人もいます。なので、このまま『移籍するのでは?』なんていわれています。今年の夏は新潟に滞在しましたが、それ以降は美浦の馬に騎乗する割合が今まで以上に多くなっていますからね」(競馬誌ライター)
新天地で再起を目指す可能性も出てきたデムーロ騎手。現在、デムーロ騎手はエージェントを変更した影響や自身の不調も相まって、サンデーレーシングやシルクレーシング、キャロットファームなどからの信頼を失ったのか、ノーザン系ホースクラブの所属馬にほとんど乗れなくなっている。この3クラブは昨年のオーナーランキングのトップ3だ。まず成績を向上させるためには、この3クラブとの関係改善が必須。そのためにも他のクラブ馬や個人所有の馬で結果を残し、その実力を再度証明する必要があるだろう。
デムーロ騎手は再び輝くことができるのか。バンザイする姿をトレセンではなく、レース後に見せてもらいたい。
PICK UP
Ranking
17:30更新【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは