JRA天皇賞・秋(G1)「アーモンドアイVSサートゥルナーリア」!? ダノンプレミアム、レイデオロら超豪華メンバー集結!
近年、世界的にも競馬の中心は2000mだ。実際に、現在の「ロンジン・ワールドベストレース・ホースランキング」で127ポンドを記録したクリスタルオーシャンも、約2000mの英プリンスオブウェールズステークス(G1)での走りが評価されてのもの。今、世界の主流はミドルディスタンスにある。
そして、その流れは日本でも顕著だ。特に今秋10月に開催される天皇賞・秋(G1)には、超一流のタイトルホルダーが集結。早くも「現役No.1決定戦」の呼び声が高い。
その中心は、昨年の年度代表馬アーモンドアイ(牝4歳、美浦・国枝栄厩舎)だ。
昨年、無敗の牝馬三冠を達成し、ジャパンC(G1)では世界レコードで古馬を撃破。年度代表馬に選出されると、初の海外遠征となった今春のドバイターフ(G1)でも、その強さを世界に見せつけた。
しかし、前走の安田記念(G1)ではスタート直後に不利を受ける痛恨のレース。最後の直線でメンバー最速となる、上がり3ハロン32.4秒の“鬼脚”で追い込んだが3着に敗れ、破竹の快進撃は7連勝でストップした。
今回は仕切り直しの一戦となるが、現在もノーザンファーム天栄で調整されるなど、意欲的な“夏合宿”。国枝調教師も「まだまだ成長している」と舌を巻いているように、秋にはさらにパワーアップした最強牝馬のお披露目となりそうだ。
そんな現役最強ホースに待ったをかける可能性がある筆頭株が、皐月賞馬のサートゥルナーリア(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)だ。
母に日米オークス馬のシーザリオ、兄に2頭のG1馬がいる超良血馬。昨年、デビュー3連勝でホープフルS(G1)を勝つと、ぶっつけ本番となった皐月賞(G1)で4連勝。歴史的名馬の誕生が期待されたが、続く日本ダービー(G1)で4着に敗れた。
今秋は菊花賞(G1)トライアルとなる神戸新聞杯(G2)から始動。ダービーの敗因が距離なのか、そうでないのか見極めとなる一戦だ。結果次第で3000mの菊花賞か、2000mの天皇賞・秋かという選択になりそうだが、どちらに進んでも主役級の存在であることは間違いないだろう。
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