JRAアーモンドアイ「今年で引退?」天皇賞・秋が国内最後の可能性も……ジャパンC、有馬記念参戦が「薄い」理由
国内外のG1競走を5勝、まさに「現役最強」の称号を有するアーモンドアイ(牝4 美浦・国枝栄厩舎)が、秋の始動戦を10月の天皇賞・秋(G1)とすることがわかった。
春の安田記念(3着)終了時点で「秋は天皇賞」という話は出ていたが、正式に決まった形だ。すでに7月上旬からノーザンファーム天栄に入厩し、乗り込みを開始している。
春こそ久々の敗戦を味わったが、国枝調教師も「スポニチ」の取材に「体つきもさらに良くなってきた。びっくりするよね。この馬は果たしてどこまで行くのかなって」と、大器がまだまだ成長の途上であることを示した。
実績だけを見れば抜きん出ているだけに、豪華メンバーが予想される今年の天皇賞でも断然の1番人気が予想されるアーモンドアイ。
しかし、ファンからすれば、やはり「あのレース」に出てほしかった、という気持ちもあるようだ。
「凱旋門賞ですね。今年はドバイターフ勝利後に『凱旋門賞挑戦決定か』ともいわれましたが、輸送による体質悪化などを危惧してか、遠征しないことを決定。国内復帰戦となった安田記念では不利もあって3着敗退と、春はいいことばかりではありませんでした。
アーモンドアイを国内で楽しめる、という点では確かに喜ばしいことかもしれませんが、やはり日本最強馬が日本競馬の悲願に挑戦してほしかった、という声は少なくありませんね」(競馬紙記者)
今年の凱旋門賞にはフィエールマン、キセキ、ブラストワンピースの3頭が挑戦。いずれもG1勝利を経験する強豪だが、実績もポテンシャルもアーモンドアイ以上かといえば、なかなか納得はできないだろう。
また、天皇賞「後」はどうするのか、という点も気になるところだ。
「普通に考えればひと月後のジャパンC連覇を目指すのでしょうが、昨年は秋華賞から中5週。天皇賞から参戦となれば中3週となり、これまで体質からレース間隔を空けてきたアーモンドアイとしては少々考えづらいローテともいえます。
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