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JRA殿堂馬タイキシャトル鬣「窃盗」「メルカリ出品」に牧場から怒り……テイエムオペラオー、オグリキャップ同様被害に、崩れ行くファンとの信頼関係

「有名引退馬を管理する多くの牧場では、ファンの見学が日常的に認められています。ただ、その一方で、近年は今回のような悪質なマナー違反が数多くの確認されており、牧場側や管理協会の間で大きな問題になっているのが実情です。

実際に、一昨年には2000年の年度代表馬テイエムオペラオーに石を投げつけたり、鬣を抜くなどの迷惑行為が発覚し、見学を中止。所在を非公開とする状況になり、競馬ファンの間で大きな話題になりました。ヴェルサイユファームも本件を機に今後、見学の際には身分証明書の提示を義務化、当面の見学を中止にするそうです」(同)

 同年にはG1・6勝のゴールドシップも同様の被害を受けており、昭和のアイドルホースとして競馬の代名詞にもなったオグリキャップも、かつて鬣を盗まれる被害に遭ったことがあるという。

 ヴェルサイユファームのような見学可能な牧場は、ファンや周囲の人々との信頼関係で成り立っている。広大な牧場を限られたスタッフで、隅々まで管理するには限界があるからだ。しかし、一部のファンの悪質な迷惑行為によって、牧場とファンとの信頼関係が大きく揺らいでいる。

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