
JRA福永祐一「センスがいい。言うことがない」大器コントレイルを絶賛! 前田幸治代表「もちろん大きな舞台を」期待馬がノーステッキ快勝
15日、阪神競馬場で行われた新馬戦(芝1800m)は、1番人気のコントレイル(牡2歳、栗東・矢作芳人厩舎)が圧勝。ほとんど持ったままのレースぶりで、単勝1.7倍の人気に応えた。
前日には、同じ阪神の芝1800mで行われた野路菊S(OP)を武豊騎手のマイラプソディが5馬身差圧勝の強烈なインパクトを残したが、この日のコントレイルの走りもまた衝撃的だった
「センスがいい。言うことがない」
昨年のダービー馬ワグネリアンなど、数多くの名馬に騎乗してきた福永祐一騎手が、ここまで手放しで評価するのは珍しい。しかし、このディープインパクト産駒のデビュー戦は、稀代の名手が絶賛するだけの内容があった。
9頭立てで行われたレースで、スタートを上手に出たコントレイルは好位からの競馬。1000m通過が62.7秒と新馬戦らしいスローペースだったが、最後の直線を迎えると、逃げ粘るフレーヴォをほぼ馬なりのまま交わして先頭に立ち、そのまま押し切ってしまった。
「今後が楽しみになる勝ち方でしたね。スタートのセンスもありそうですし、道中も上手く折り合いがついていました。最後の直線では、福永騎手がほとんど追わないまま先頭に。余裕のある手応えでしたし、まだまだ時計を詰めることができそうです。
ディープインパクトに米国G1馬の母系というのは成功例が多いですが、こちらも祖母フォルクローレが米BCジュヴェナイルフィリーズ(G1)の勝ち馬。仕上がりも早そうですし、まずは朝日杯フューチュリティステークス(G1)か、ホープフルS(G1)か。どちらにせよ、楽しみな存在です」(競馬記者)
出世馬の多い阪神外回りの1800mを勝ち上がったことで、来春のクラシックが楽しみになる逸材だが、福永騎手は「スピードが勝っているタイプ」とマイル以下で活躍する可能性を示唆。「距離はやってみないと分からない」と、距離延長には慎重な姿勢を示している。
ただ、それでも「非常に良い勝ち方」とコントレイルに対する評価は高い。オーナーのノースヒルズの前田幸治代表も「もちろん大きな舞台を目指したい」と、早くもG1の舞台を見据えているようだ。
今年の2歳牡馬戦線は未だ主役不在と言われているが、前日のマイラプソディを含め、2頭の若駒が阪神1800mで強烈なインパクトを残した。
PICK UP
Ranking
23:30更新アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA「致命的な不利」に武豊が検量室で怒り爆発!? 後のダービー馬を襲った「痛恨」アクシデント
- JRA G1未勝利騎手の「匂わせ」発言がプチ炎上!? 「もはやトップとかG1への憧れはそんなにない」ファンから批判に晒された騎乗スタンスの真意とは
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 武豊を「激怒」させた地方騎手が心中を吐露……交流G1完全制覇を阻まれた「疑惑」のJBCレディスクラシック(G1)を振り返る