
JRA天皇賞・秋「横山典弘スワーヴリチャード」情報に疑問? デムーロ「美浦」横山「栗東」寄りの兼ね合い?
10月27日(日)に開催予定の天皇賞・秋(G1)。今年は最強牝馬アーモンドアイや皐月賞馬サートゥルナーリア、昨年のダービー馬ワグネリアン、さらにダノンプレミアムやアルアインなど実力派がずらりと顔を揃えた。
例年同様、豪華すぎるメンバーでの争いに、競馬ファンから熱視線が送られている。だが、出走を予定しているスワーヴリチャード(牡5歳、栗東・庄野靖志厩舎)は、「乗り替わりがある」として戦前から、他陣営とは少し違う意味で注目を集めているようだ。
「スワーヴリチャードは一部スポーツ紙で、今回、横山典弘騎手で天皇賞・秋に挑戦し、これまで主戦だったM.デムーロ騎手はゴーフォザサミットに騎乗すると伝えられました。まだあくまでも想定なので、これから変更がある可能性は否めませんが……。
ただ、スワーヴリチャードは長らくデムーロ騎手が鞍上を務め、昨年は大阪杯(G1)を制し、安田記念(G1)、ジャパンC(G1)で3着と結果を残しました。今年も宝塚記念(G1)では6番人気だった同馬を3着に持ってきています。そのコンビが解消して、これまで一度も乗ったことがない横山典騎手が騎乗するというのだから、想定とはいえ、サプライズであることは間違いないです」(競馬誌ライター)
実績あるコンビの解消。そして栗東ではなく、これまで庄野厩舎とあまり接点のない美浦所属の横山典騎手のテン乗りでの天皇賞・秋挑戦。このように陣営の意図が若干不可解に思える点も、今回ファンの耳目を集めている理由のひとつなのだろう。
「デムーロ騎手は栗東での評判が芳しくなく、今はもっぱら美浦の馬に騎乗していますからね。その一方、横山典騎手は昨年の頭から、栗東に頻繁に顔を出すようになり、関西の馬の乗鞍を増やしています。このふたつが重なり合った結果、横山典騎手にスワーヴリチャードの話が回ってきたのかもしれません。
ただもう一つ見方があり、スワーヴリチャードは昨年通りのローテーションを組むならば、次走はジャパンC。そこで、陣営は外国人騎手に騎乗依頼をする予定があり、その繋ぎとして縁が薄い横山典騎手に白羽の矢を立ったのではないかともささやかれているんですよ。横山典騎手はジャパンCにエタリオウで向かうことが有力されていますし、その点も好都合だったのでは? スワーヴリチャードももう5歳ですし、引退後を考えると、泊をつけるためにもあとひとつふたつはG1勝利が欲しいのは当然。陣営としても形振りかまってはいられないのかもしれません」(競馬記者)
今秋、スワーヴリチャードの鞍上はまだまだ動きがありそうだ。
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