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「タイトルを取らせてあげたい」阪神セントウルS(G2)に過去10年1番人気全滅のデータ「坂路の皇帝」ネロが打倒ビッグアーサーへ2週連続の一番時計!

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 四肢を唸る様に回転させ、「坂路の皇帝」が”庭”となる栗東の坂路コースを駆け上がった。

 本当にこの馬が未だ重賞未勝利なのか……思わずそんな疑問に駆られるほど、ネロ(牡5歳、栗東・森厩舎)の調教の動きは見る者を圧倒する。

 11日のセントウルS(G2)へ向けての最終追い切りでは、僚馬のヨシオを2馬身追走し、並ぶ間もなく4馬身ぶっちぎった。栗東坂路4F48.7秒は、この日の断トツ一番時計。しかし、陣営に驚きの色はまったくない。

「もう、この馬はこれくらいの時計が出ても驚かなくなりましたね」

 陣営がそう評するのも当然だ。実はネロにとって、今回は2度目の”リハーサル”。先週の1週前追い切りでは、今週を上回る栗東坂路4F48.4秒を叩きだしている。もちろん一番時計で、つまりは2週連続で坂路最速を記録したということだ。

 まさに「坂路の皇帝」。ちなみに自己ベストの48.2秒は、2006年にジョイフルハートが記録した栗東坂路レコード48.0秒に迫る好時計。調教内容が必ずしもレースに繋がるわけではないのが競馬の難しいところだが、短距離レースは比較的繋がりやすいといわれている。

 第一、これだけの猛時計を2週連続で記録して調子が悪いわけがない。「早くから、このレースを目標にして調整してきました。1週前追い切りでは相変わらず、すごい時計で動きましたし、体調は変わらず良いですよ」と陣営も状態の良さに太鼓判を押している。

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