真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.09.10 12:32
「タイトルを取らせてあげたい」阪神セントウルS(G2)に過去10年1番人気全滅のデータ「坂路の皇帝」ネロが打倒ビッグアーサーへ2週連続の一番時計!
編集部
四肢を唸る様に回転させ、「坂路の皇帝」が”庭”となる栗東の坂路コースを駆け上がった。
本当にこの馬が未だ重賞未勝利なのか……思わずそんな疑問に駆られるほど、ネロ(牡5歳、栗東・森厩舎)の調教の動きは見る者を圧倒する。
11日のセントウルS(G2)へ向けての最終追い切りでは、僚馬のヨシオを2馬身追走し、並ぶ間もなく4馬身ぶっちぎった。栗東坂路4F48.7秒は、この日の断トツ一番時計。しかし、陣営に驚きの色はまったくない。
「もう、この馬はこれくらいの時計が出ても驚かなくなりましたね」
陣営がそう評するのも当然だ。実はネロにとって、今回は2度目の”リハーサル”。先週の1週前追い切りでは、今週を上回る栗東坂路4F48.4秒を叩きだしている。もちろん一番時計で、つまりは2週連続で坂路最速を記録したということだ。
まさに「坂路の皇帝」。ちなみに自己ベストの48.2秒は、2006年にジョイフルハートが記録した栗東坂路レコード48.0秒に迫る好時計。調教内容が必ずしもレースに繋がるわけではないのが競馬の難しいところだが、短距離レースは比較的繋がりやすいといわれている。
第一、これだけの猛時計を2週連続で記録して調子が悪いわけがない。「早くから、このレースを目標にして調整してきました。1週前追い切りでは相変わらず、すごい時計で動きましたし、体調は変わらず良いですよ」と陣営も状態の良さに太鼓判を押している。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛