GJ > 競馬ニュース > 【アルゼンチン共和国杯(G2)展望】
NEW

【アルゼンチン共和国杯(G2)展望】JRA府中長距離巧者が集結! ジャパンC挑戦権を得るのは

 今週末11月3日(日)に開催されるアルゼンチン共和国杯(G2)。

 天皇賞・秋とエリザベス女王杯というふたつのG1の間、G1谷間週に行われることもあり、比較的地味なイメージが強い同レース。だが昨年の勝ち馬パフォーマプロミスが今年の天皇賞・春(G1)で8番人気ながら3着と好走し、一昨年の覇者スワーヴリチャードが後の大阪杯(G1)を優勝。また過去には有馬記念(G1)覇者ゴールドアクターや、2008年のジャパンC(G1)を制したスクリーンヒーローなどを輩出するなど、隠れた出世レースとしても知られている。

【アルゼンチン共和国杯(G2)展望】JRA府中長距離巧者が集結! ジャパンC挑戦権を得るのはの画像1

 今後の中長距離戦線を占う意味でも、見逃せないレースと言えるこの1戦。今年はルックトゥワイス(牡6歳、栗東・藤原英昭厩舎)に熱視線が送られている。

 昨年まで勝ち味に遅いタイプとして知られていたが、暮れのグレイトフルS(1600万下)を勝つと、今年の日経新春杯(G2)では、後方から上がり最速の脚を使って、勝ち馬グローリーヴェイズから0.1秒差の2着と好走した。

 その後の日経賞(G2)、新潟大賞典(G3)ではともに2番人気に支持されるも6着、4着と期待を裏切る結果に終わる。だが、目黒記念(G2)では後方2番手から追走し、先行勢の脚が鈍るとみるや、大外から一気に脚を伸ばして優勝。従来のJRAレコードを、1秒3も上回る驚異的なタイムで重賞初制覇を飾っている。

 昨年のアルゼンチン共和国杯は8着に終わっているが、同じコースで行われる目黒記念で素晴らしい走りを見せているだけに期待が集まるのは当然だ。鞍上は福永祐一騎手を予定している。

 そのルックトゥワイスが台頭した目黒記念で、惜しくも2着に敗れたアイスバブル(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)はリベンジを誓う。

 昨年、条件戦を連勝してOP入り。目黒記念(G2)では中団追走から脚を伸ばし、一度は馬群から抜け出したものの、外から強襲してきたルックトゥワイスの前に敗れた。

 前走の走りが評価されたのか、小倉記念(G3)では3番人気に支持された。だが、好位追走から最後の直線を迎えるも、鞍上の福永祐一騎手がいくらうながしても伸びずに7着。福永騎手はレース後、「やりたい競馬はできた」と語るも、4角からうながしたものの「(直線で)ついていけなくなりました」と言葉少なに敗因を明かした。

 今回は、浜中俊騎手に乗り替わっての1戦。ここで巻き返して、改めて存在感を示したいところだろう。

【アルゼンチン共和国杯(G2)展望】JRA府中長距離巧者が集結! ジャパンC挑戦権を得るのはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛