【アルゼンチン共和国杯(G2)展望】JRA府中長距離巧者が集結! ジャパンC挑戦権を得るのは
アフリカンゴールド(セ4歳、栗東・西園正都厩舎)は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて重賞初制覇を狙う。
昨年、上がり馬として挑戦した菊花賞(G1)では12着。今年の初戦である日経新春杯(G2)も4番人気に支持されるも15着と、重賞で2戦連続大敗を喫した。
条件戦から仕切り直すことしたアフリカンゴールドだったが、御堂筋S4着、烏丸S2着、そして2走前のマレーシアCも4着と勝ちきれない競馬を続ける。だが、前走の六社Sで約1年ぶりに勝利。最強ハードラー・オジュウチョウサンが出走することでも話題となった1戦を制し、中長距離路線で注目を集める存在となった。
これまで重賞では結果を残すことが出来ていないアフリカンゴールドは、ここでどんな走りを見せるのだろうか。
片やその六社Sに出走し、1番人気に支持されるも10着と敗れたオジュウチョウサン(牡8歳、美浦・和田正一郎厩舎)。
阪神スプリングJ(J.G2)、中山グランドジャンプ(J.G1)をともに勝利したオジュウチョウサンの約10カ月ぶりとなる平地戦は大いに注目を集めた。だが、逃げ馬を見る形で2番手を進むも、最後の直線で早々に手応えを失い、失速。ズルズルと後退し、大敗を喫している。
前走は障害戦の主戦である石神深一騎手で出走したが、今回は松岡正海騎手に乗り替わる予定。最強ハードラーは、松岡騎手を背にどんな走りを見せるのだろうか?
調子をあげつつあるノーブルマーズ(牡6歳、栗東・宮本博厩舎)は怖い存在だ。
昨年は目黒記念で2着、宝塚記念(G1)では3着と好走してみせたノーブルマーズ。その後、今年に入ってからも小倉記念(G3)3着、前走の京都大賞典(G2)では4着と掲示板をキープする走りを見せるも勝利は遠い。
デビューから一貫して手綱を握り続ける高倉稜騎手に、久方ぶりの重賞勝利をプレゼントしたいところだが……。
アルゼンチン共和国杯の発走は15時35分を予定。どんな結末を迎えるか、今から楽しみだ。
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