武豊ファンタジスト「ダートいけるの?」JBCスプリントで「レッツゴードンキ化」がかなう?

今年は浦和競馬場で開催されるJBCスプリント(G1)。藤田菜七子騎手のコパノキッキング、高松宮記念(G1)覇者ミスターメロディらが出走することもあり、例年以上に注目されている。その有力馬が覇を競う1戦に、迷える短距離馬ファンタジスト(牡3歳、栗東・梅田智之厩舎)が挑む。
2歳時は小倉2歳S(G3)、京王杯2歳S(G2)とスプリント重賞を連勝。だが、今年はスプリングS(G2)で2着に入ったものの、皐月賞(G1)、NHKマイルC(G1)でともに13着と惨敗。続く、北九州記念(G3)でも古馬の壁に跳ね返されて14着に終わった。
それでも、秋初戦のセントウルS(G2)では好位から粘って2着。ここからの巻き返しがあるかと期待されたが、スプリンターズS(G1)では16着とまさかの殿負け。鞍上の武豊騎手は「(8枠16番と)枠が枠だったので、一か八か行く競馬をしたんだけど、直線はバタバタになってしまった」とレースを振り返っていた。
「ファンタジストは早くから期待されていたものの、イマイチ波に乗り切れていない感が強いです。今回のダート挑戦は、頭打ちの状況を打破する意味合いも強い気がしますね。また預けられている梅田厩舎には、芝のスプリント戦で結果を残しながらも、JBCデーにはダートに挑戦しているレッツゴードンキがいます。梅田調教師がなにかしら自分なりのノウハウを持っている可能性も。
ただレッツゴードンキは父キングカメハメハ、母父マーベラスサンデー。母のマルトクもダート短距離で活躍しています。片やファンタジストは父・ロードカナロア、母父はディープインパクト。母系はダートを走っていましたが、マルトクほどの結果は残せていないです。そのため血統面からいえば、難しい挑戦であることは否めませんね」(競馬誌ライター)
またロードカナロア産駒はダートでも勝利をあげているものの、まだ重賞勝利はない。誰もが、分が悪い戦いになると思うのも当然だろう。
それでも梅田調教師はやれるという手応えを感じているのか、「netkeiba.com」に掲載されたコラム「馬三郎取材班のつぶやき」によれば、「ケイコでも重い坂路を苦にせず駆け上がれるし、問題なく対応できるのは」と語っている。
多くの人々から、期待と不安の入り混じった視線を送られているファンタジスト。先輩のレッツゴードンキのような存在になることはできるのか? 挑戦を見守りたい。
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