JRAジャパンC(G1)「外国馬ゼロ」ギリ回避? アーモンドアイ「レコード」でいよいよ敬遠?
想定されたこと、ではあるのだろうか。
24日に東京競馬場で開催される国際G1ジャパンCに関し、ある発言が大きな話題となっている。それが、競馬評論家の須田鷹雄氏のTwitterだ。
今月3日、須田氏は自身のtwitterを更新。「日刊スポーツさんから特集号用にジャパンカップの想定が送られてきたが、生産者2頭が社台ファームで残り全部ノーザンファームだった。これカレンブーケドールが女王杯行ってダイワキャグニーがオクトーバーS勝たなかったら全頭NF産になってたな。」と発言。現在のJRAを席巻するノーザンファームの力を如実に表している。
が、この話はまだ競馬ファンにとっても「まあ、現状を考えればあるかな」という感じかもしれない。すでに今年重賞51勝で過去最多に並ぶ競馬界の支配者なら、このくらいの出来事はあるかも……というわけだ。
問題は、その次の発言だ。
「外国馬ゼロの雰囲気になってきてるし。」
ジャパンCは国際G1であり、招待された強豪外国馬を日本馬が迎え撃つ、というのは今は昔の話。過去10年で馬券に絡んだ外国馬は1頭もおらず、掲示板すらごくわずか。そもそも「世界的強豪」と呼べる馬の参戦は最近ではゼロであり、年々その質は落ちていると述べざるを得ない。
そんな中での須田氏のツイート。これをもはや「非現実的」と捉えるファンは少ないだろう。10月の予備登録時点ではアイルランドの強豪マジカルやイギリスのガイヤースなどの名前もあったが、この時点で「どうせ来ない」という意見に溢れていた。
「ここ数年でも、ハイランドリールやタリスマニックなど、アメリカや香港を転戦し世界を股にかけて活躍してきた馬が、ジャパンCだけは避ける形でした。輸送や検疫の問題もありますが、やはり『馬場』の影響もあるでしょうね。昨年アーモンドアイが2:20:6のスーパーレコードを出しましたが、欧米競馬における同距離のレースと比較してタイムが早すぎるのは間違いありません。
賞金の高さは世界でも有数ですが、最近は豪州などでも高額賞金レースが出来、その価値も薄れてきています。今後こうした状況は増えるかもしれませんね」(競馬ライター)
アーモンドアイのレコード勝利から1年。結局のところ、それが余計に外国馬参戦を遠ざけてしまったのだろうか。8日に豪メルボルンC2着馬プリンスオブアランが出走を表明したが……今後増えるだろうか。
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