JRAアーモンドアイ危うし「世界No.2」マジカルと香港C激突へ!? 「日本の至宝」VS「超タフクイーン」実現は

12月8日に開催される香港国際競走の出走予定馬が発表された。
日本からは香港スプリントにダノンスマッシュ、香港マイルにインディチャンプ、ペルシアンナイトら4頭、香港Cにはウインブライト、アーモンドアイ、香港ヴァーズにはラヴズオンリーユー、ディアドラら4頭が出走を予定している。
中でも注目は、豪華メンバーが揃った天皇賞・秋を圧勝したアーモンドアイ(牝4 美浦・国枝栄厩舎)だろう。すでに国内外でG1を6勝し、ここを勝てば史上最多タイの7勝となる。日本馬勝利例の多い香港の舞台、しかも特異の2000mならば、ここでも他を寄せ付けない走りをしてもおかしくはないだろう。
ただ、盤石に違いないアーモンドアイ陣営すらも「警戒」せざるを得ない馬名が出走馬の中に……それが「世界No.2牝馬」マジカル(牝4 愛 A・オブライエン厩舎)である。
今年の英チャンピオンSを筆頭に、欧州のG1を4勝しているマジカル。これだけでもスーパーフィリーであることはわかるが、昨年の米ブリーダーズCターフ、今年のプリンスオブウェールズS、エクリプスS、ヨークシャーオークスをいずれも2着している。この4レースのうち3つは、いずれも勝ち馬が世界最強牝馬エネイブルだ。残るプリンスオブウェールズSで負けた相手も、欧州最強古馬クリスタルオーシャンである。
まさに「時代が違えば……」と思わせる名牝中の名牝で、数々の名馬を管理するオブライエン調教師にも「特別な牝馬」といわしめる存在だ。すでに今年9戦を走っており、タフさと安定感を両立させている点も特筆すべきだろう。
このマジカルが出るかもしれない……日本の陣営としても意識せざるを得ないと思うのだが……。
「最近は香港の馬場も速くなっていますし、基本的にはアーモンドアイ有利と見ていいかと思います。マジカルは一度『引退・繁殖入り』もアナウンスされていますし、万全の状態で出られるのかも怪しいところ。もちろん、出走するかもまだ確定ではないという見方も強いです。
ただ、仮に出走すれば、アーモンドアイが初めて『世界的な馬』と対戦することになります。今年はドバイターフを制していますが、2着がヴィブロスだった点からも、国際評価にはつながりづらいところ。
無論、ここで圧勝したからといって『エネイブル級』などとはいえないのが競馬の難しさではありますが、仮にマジカルに負けるようなことがあると、一気に評価は落ちます。こうした相手にも天皇賞のような強さを見せるのは、アーモンドアイの地位を保ち、底上げする上で必須といえるでしょう」(競馬誌ライター)
今の香港はデモ騒動で大きく揺れているが、まずは無事の開催、そして世界レベル対決の実現を願いたいところだ。
返信転送
PICK UP
Ranking
17:30更新
交通事故で乗り合わせたすべての馬が死亡……度重なる危機を奇跡的に乗り越え、最後は年度代表馬に。人知を超えた「奇跡の馬」サンデーサイレンス【前編】
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 競馬版『無限の住人』!? 米最高峰の舞台に立った「独眼竜」馬に熱視線も、意外と多い「隻眼の強豪」
- 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
















