真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.09.21 10:24
【徹底考察】オールカマー(G2) マリアライト「女傑が迎える最後の秋を前に宝塚記念勝利の要因を徹底検証。初戦のグランプリホース対決には『必然的な死角』がある」
監修=永谷 研(美浦担当)
≪結論≫
グランプリホースとして負けられない秋を迎えた本馬マリアライトだが、このオールカマーに関してだけは明らかな「不安要素」が存在する。
それは本馬が、典型的な叩き良化型の馬であることだ。それも、この馬の場合は「意図的」にそうなっている可能性が高い。
実際に前走の宝塚記念は、雨の影響やマリアライトの走りも然ることながら、まさに「陣営の戦略の勝利」といった結果だった。
管理する久保田貴調教師は、主戦の蛯名正義騎手との深い信頼関係から、この春も今回と同じように日経賞(G2)、目黒記念(G2)、そして宝塚記念の3戦を予定。天皇賞・春やヴィクトリアマイルなどの他のG1レースに見向きもせず、宝塚記念だけを狙い撃ったということだ。
そして、蛯名騎手も含めた陣営はそのプランを完璧に実行。休養明けの日経賞で3着、目黒記念で2着とじょじょに調子を上げ、本番前には「具合は本当にいい。どんどん良くなっている」と久保田調教師がコメントした通り、最高の状態で迎えていた。
一方のドゥラメンテはドバイシーマクラシックで、キタサンブラックは天皇賞・春でそれぞれ全開の競馬をしており、宝塚記念への臨戦過程ではマリアライトが圧倒的なアドバンテージを築いていたということだ。
無論、だからといってマリアライトの勝利にケチを付けるつもりはないし、繰り返すように陣営の戦略もまた競馬の一部だ。
だが裏を返せば、この秋も同様のプランを実行し、最大の目標を有馬記念に定めている可能性が高い限り、このオールカマーで必然的な状態面の死角ができる可能性もまた高いといえる。
PICK UP
Ranking
23:30更新
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA川田将雅「嫌われ役」からイメージ激変、近寄りがたい「委員長」が愛されキャラに変身の裏事情
- 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
- JRA「カラ馬」シルヴァーソニックに拍手喝采のなぜ!? 川田将雅が落馬も…天皇賞・春(G1)“神騎乗”に「天才ジョッキー見えた」の声
















