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【徹底考察】オールカマー(G2) マリアライト「女傑が迎える最後の秋を前に宝塚記念勝利の要因を徹底検証。初戦のグランプリホース対決には『必然的な死角』がある」

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≪結論≫

 グランプリホースとして負けられない秋を迎えた本馬マリアライトだが、このオールカマーに関してだけは明らかな「不安要素」が存在する。

 それは本馬が、典型的な叩き良化型の馬であることだ。それも、この馬の場合は「意図的」にそうなっている可能性が高い。

 実際に前走の宝塚記念は、雨の影響やマリアライトの走りも然ることながら、まさに「陣営の戦略の勝利」といった結果だった。

 管理する久保田貴調教師は、主戦の蛯名正義騎手との深い信頼関係から、この春も今回と同じように日経賞(G2)、目黒記念(G2)、そして宝塚記念の3戦を予定。天皇賞・春やヴィクトリアマイルなどの他のG1レースに見向きもせず、宝塚記念だけを狙い撃ったということだ。

 そして、蛯名騎手も含めた陣営はそのプランを完璧に実行。休養明けの日経賞で3着、目黒記念で2着とじょじょに調子を上げ、本番前には「具合は本当にいい。どんどん良くなっている」と久保田調教師がコメントした通り、最高の状態で迎えていた。

 一方のドゥラメンテはドバイシーマクラシックで、キタサンブラックは天皇賞・春でそれぞれ全開の競馬をしており、宝塚記念への臨戦過程ではマリアライトが圧倒的なアドバンテージを築いていたということだ。

 無論、だからといってマリアライトの勝利にケチを付けるつもりはないし、繰り返すように陣営の戦略もまた競馬の一部だ。

 だが裏を返せば、この秋も同様のプランを実行し、最大の目標を有馬記念に定めている可能性が高い限り、このオールカマーで必然的な状態面の死角ができる可能性もまた高いといえる。

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