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JRA「未勝利新人」脱却で一気に飛躍!? 「応援したくなる」実直過ぎて歓喜が遅れたが……

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 2019年の競馬もまもなく終わる。今年も話題に事欠かなかった競馬界だが、大きなトピックのひとつとして「ハイレベルな新人騎手たちの登場」が挙げられるだろう。

 今年の新人騎手は現在41勝の斎藤新騎手を筆頭に、35勝をあげてすでにG1競走にも2度騎乗している岩田望来騎手、また団野大成騎手は26勝ながら、来年はあのノーザンのバックアップがあるともっぱらのウワサだ。この他にも将来を嘱望される逸材たちが揃っている。そして、その同期の中で唯一未勝利だった小林凌大騎手も待望の初勝利をあげた。

 15日(日)の中山競馬場、第1R・2歳未勝利(ダ1200m)で小林凌騎手はスピーニディローザに騎乗。好位でレースを進めると最後の直線で外に出し、上がり最速の脚で先頭集団を猛追。ゴール前でしっかりと差し切り、人馬ともにうれしい初勝利をあげた。

 レース後、前走も騎乗していた小林凌騎手は「前走で終いを活かす競馬をしたのが今回に繋がった」と振り返り、スピーニディローザが砂を被ることを気にするところはあったものの、「直線で外に出してからはしっかり伸びてくれました」と笑顔を浮かべながら語っていた。

「187戦目で待望のJRA初勝利。これまで2着8回、3着8回と勝利まであと一歩に迫りつつも涙を飲んでいたのだから、喜びもひとしおだったでしょう。

 小林凌騎手は物静かな性格でガツガツとしたところもなく、あまり前に出ないタイプ。なので調教師や助手からすれば物足りなく感じることもあるようです。しかし、その分、誰よりも実直に競馬に取り組んでいるみたいですね。親交の深い記者は『近くにいると好感が持てる。応援したくなるね』と明かしてくれました」(競馬記者)

 まだたった1勝。だが、これで同期唯一の未勝利というプレッシャーからも解放されることになる。流れが変わるきっかけとしては十分だろう。

「小林凌騎手はこれまでは自身で番組管理をしていましたが、今後はエージェントもつける予定だとか。そうなるとこれまで以上に、調教や競馬に集中することができますからね。化ける要素は多分にあると思います。

2年連続で60勝以上を記録するなど、再ブレイク中の丸山元気騎手も、初年度は8勝止まり。2年目にグンと成績を伸ばしました。こういう成長曲線を描く騎手は多いですので、小林凌騎手も来年大きく飛躍を遂げることもあるでしょう」(競馬誌ライター)

 来年は同期の鼻をあかすかのような活躍を期待したい。

 

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