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凱旋門賞の記憶~2012・2013オルフェーヴル~ 果敢なる2度の挑戦。勝利を確信した1年目、欧州の力に屈した2年目

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 2度目のフランス遠征も前年と同じようにフォワ賞をステップに選び、鞍上も再びスミヨンとなった。騎乗機会を得るため自らフランス修行に旅立っていた池添謙一騎手の思いはここでも届かなかった。9頭立てのフォワ賞は格下馬が相手ということもあり、余裕の競馬で3馬身差の快勝。凱旋門賞に向けて万全の調整が続けられた。

 そして迎えた第92回凱旋門賞。この年は日本からオルフェーヴル以外に日本ダービー馬キズナが武豊騎手とのコンビで出走。海外勢はイギリスダービー馬ルーラーオブザワールド、フランスダービー馬アンテロ、ヴェルメイユ賞を勝った4戦4勝のトレヴといった強豪が出走したが、前年の2着馬オルフェーヴルは1番人気に支持された。

 この日ロンシャン競馬場に訪れた日本人はディープインパクトが出走した2006年の約5000名を上回る約5800名。しかしその期待はフランスの名牝トレヴによって打ち砕かれた。直線に向きオルフェーヴルの前にいたトレヴはあっという間にライバルたちを突き放し、2着オルフェーヴルに5馬身差の圧勝。関係者の悲願はまたもや厚い壁を超えることはできなかったのだ。騎乗したスミヨンは

「直線の手前で外から締められて動けなかったのが痛かった。気が付いたらトレヴが抜けていました。雨で馬場が悪かったこともあり斤量の差も大きかったですね。アイムソーリー…」

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