真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.10.04 08:10

【徹底考察】京都大賞典(G2) キタサンブラック「現役最強を示した宝塚記念。名馬から歴史的名馬への飛翔に向け、唯一の死角は『武豊の計算』か」
監修=下田照雄(栗東担当)
≪結論≫
開幕週の京都、小頭数の競馬、ヤマカツライデンという逃げ馬が出走予定だが、キタサンブラック自身がハナにこだわりのあるタイプではないだけに死角は少ない。今の充実度からも順当に行けば、あっさり勝利をものにしてしまうだろう。
強いて挙げるのなら、この時期の京都によくみられる超高速馬場への懸念か。
昨年の京都大賞典は今年も出走するラブリーデイが、上がり32.2秒という驚異的な末脚で優勝。それも中団やや前の6番手から抜け出す、圧倒的な内容だった。
今年のラブリーデイに、そのまま天皇賞・秋も連勝した昨年のような勢いはないが、キャリアの上がり最速が33.6秒しかないキタサンブラックにとっては脅威だ。実際に、この上がりを記録した大阪杯では、2番手追走のアンビシャスに33.4秒の末脚を繰り出されてキレ負けしている。
今回はキャリア初となる1番人気が確定的な状況。前哨戦で他の有力馬がどれほど勝ちに来るかはわからないが、昨年のラブリーデイ、さらには上がり32.8秒で2着したサウンズオブアースなどの徹底マークに遭う展開だけは避けたい。
無論、キタサンブラック自身がペースを上げて力でねじ伏せることもできるが、前哨戦で消耗度の高い競馬はしたくないはずだ。もしも武豊騎手にこのような考えが過れば、大きく崩れなくとも大阪杯のような敗れ方を招く可能性は残されている。
ちなみに10月4日は北島三郎オーナーの80歳の誕生日。キタサンブラックは、先月入院したオーナーに傘寿を祝う朗報を届けられるだろうか。
(監修=下田照雄(栗東担当))
PICK UP
Ranking
5:30更新JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
JRAが主導する”大改革”で超一流ベテラン騎手が「騎乗馬なし」の異常……競馬界の水面下で今、一体「何」が起こっているのか?
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- JRA荻野極と横山武史が「誤爆」で一触即発!?「ふざけんな!ナメてんのか!」1番人気大敗の腹いせにタオル投げるも……
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?