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JRA武豊インティは「何故」逃げなかったのか? 「らしくない競馬」フェブラリーS(G1)で崩壊した「2つのプラン」

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昨年は鮮やかな逃げ切りだったが……

 確かに結果を振り返れば、鮮やかな差し切りを決めたモズアスコットを筆頭に、上位馬の大半は中団より後ろの後方待機組。絵に描いたような前崩れのレースだった。

 ちなみに昨年、インティが逃げ切ったフェブラリーSの前半800mは12.4 – 11.5 – 11.9 – 12.2(48.0秒)で移行していることに対して、今年は12.5 – 10.9 – 11.2 – 11.8(46.4秒)と圧倒的に速いペースだ。

 競馬の1.6秒差は「まったく別のレース」と言え、結果的にこれがインティが逃げなかった、武豊騎手が逃げなかった最大の要因だろう。

 ただ、それにしても14着は負け過ぎの感がある。実際に武豊騎手も「僕が乗ってこんな感じは初めて」と戸惑いを隠せない様子だった。しかし、そこに関しては「戦前に原因があったのでは」という声もある。

「この中間、正直インティはかなり調子が良さそうに見えました。実際に最終追い切りの自己ベストを始め、調教では好時計を連発していたんですが、実は逆にそれが少し気になっていたんですよね。

というのも好時計を連発することが、必ずしも陣営の狙いではなかったのではと思うからです。

インティ自身がかなり前向きになっていたというか、(追い切りの)前半から飛ばし気味に出ていた分、最終的なタイムが速くなる傾向がありました。スタートダッシュが肝心な逃げ馬だけに、良い傾向だと思っていたんですが……」(別の記者)

 実際にインティが自己ベストを叩き出した20日、野中調教師は「思ったより、時計が出た」というコメントを残している。「掛かる面が調教でもあったんだけど、だいぶコントロールが効くようになってきた」という話もあったので、インティの前向きさよりも調子の良さがクローズアップされていたというわけだ。

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