GJ > 競馬ニュース > インティ「何故」逃げなかった?  > 3ページ目
NEW

JRA武豊インティは「何故」逃げなかったのか? 「らしくない競馬」フェブラリーS(G1)で崩壊した「2つのプラン」

【この記事のキーワード】, , ,

 その一方、「調教捜査官」として有名な井内利彰氏は『netkeiba.com』で連載するコラムを通じて、昨年のフェブラリーSを制した際は、最後の1ハロンが最速ラップだった(前半でセーブでき、最後までしっかり伸びていた)ことを指摘。

 自己ベストをマークしながら最後の1ハロンで失速した今年と比較し「昨年とはちょっと違うラップ踏みになった」とインティの状態をやや不安視していた。

「武豊騎手も『唸るように走っていた』と振り返っている通り、インティはレース直前の返し馬で、かなりアグレッシブな面を見せていて、周りにいた関係者からも『逃げるな、逃げ仕様だ』『これは逃げないと競馬にならないかも……』という声も聞かれていました」(同)

 しかし、スタートが決まらなかったことあり、昨年のような主導権を握る競馬ができなかったインティ。それどころかスタートで軽く挟まれた影響で「前半は口向きが悪く、かなり力んでいた」という話も。武豊騎手からも「レースでは走りのバランスが悪かった」という話があった。

 つまりそれが武豊騎手の中に「プランB」としてあった、東海Sのような走りができなかった大きな要因の1つなのかもしれない。

 無論、レース後に武豊騎手が「無事ならいいんですけど」と心配していたようにインティに何らかの異常があった可能性もありそうだ。

 いずれにせよ、「勝つならココ」と思われていた絶好の舞台で、大敗を喫してしまったインティ陣営のショックは大きい。果たして巻き返しなるか、陣営そして武豊騎手のリベンジに注目したい。

JRA武豊インティは「何故」逃げなかったのか? 「らしくない競馬」フェブラリーS(G1)で崩壊した「2つのプラン」のページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  2. 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. JRAデムーロ「サートゥルナーリア交代」の裏に「究極の選択」? あの名物オーナー馬との関係
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 「組織力にやられた」武豊が潰された有馬記念。安藤勝己氏も指摘した「影の主役」と、日本競馬に馴染みのない文化に賛否両論
  10. 武豊「世界レベルでやれる馬」海外重賞ウイナーと再コンビ決定! 気になる「主戦」川田将雅の動向は?