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JRAフィリーズレビュー(G2)「特注」穴馬3頭! 前日“最低人気”の「アノ馬」に、まさかの激走気配!?

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 3着までに桜花賞(G1)への優先出走権が与えられるフィリーズレビュー(G2)が15日、阪神競馬場で行われる。

 過去10年で8番人気以下の伏兵が4勝するなど、一筋縄ではいかない内回りの1400m戦に今年はフルゲート18頭がそろった。カリオストロ、アヌラーダプラらが人気の中心だが、波乱を期待して穴馬3頭をピックアップする。

 2枠3番のフェアレストアイル(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)は、全兄にマイルG1・2勝のミッキーアイルを持つ良血馬だ。

 昨年9月に今回と同じ阪神1400mでデビュー勝ち。その後は1勝クラスで2戦して2着、5着に敗れたが、いずれも勝ち馬とは小差。鞍上の坂井瑠星騎手にとっては、昨年12番人気のノーワンで重賞初制覇を果たした縁起のいいレースだ。

 管理するのは「トライアルレースに強い」中内田厩舎。今年の重賞初勝利をフェアレストアイルで飾れるか。フェアレストアイルは、その血統背景もあって、デビューから人気を背負ってきたが、今回は前日最終時点で6番人気という気楽な立場。人気落ちした良血馬を狙わない手はないだろう。

 2頭目の穴候補は大外8枠18番に収まったエヴァジョーネ(牝3歳、栗東・安田翔伍厩舎)だ。

 2月の東京ダート1400mで行われた新馬戦は道中好位を追走。直線半ばで抜け出し、着差以上の強い勝ち方を見せた。血統的に芝替わりはプラスに働く可能性が高い。

 母ギミーシェルターは現役時代に芝1400~1800m戦で合計5勝を挙げた。2004年の桜花賞とオークスにも出走。それぞれ8着、12着に敗れたが、いずれもトライアルで好走し、牝馬クラシックへの出走権をつかんだ。3代母のシヤダイアイバーは1982年のオークス馬という血統背景を持つ。

 エヴァジョーネを生産した社台ファームは、フィリーズレビューとは好相性。過去10年で「4-1-1-13」という好成績を残している。また、鞍上の和田竜二騎手は土曜日の中山牝馬S(G3)をフェアリーポルカで制し、勢いに乗っているはずだ。

 最後に、最大の穴馬として指名したいのが2枠4番のメルテッドハニー(牝3歳、美浦・大江原哲厩舎)だ。

 前日最終の単勝オッズは180.9倍の最低人気。昨年6月にデビュー後、すでに10戦をこなし、「1-1-1-7」という成績を残している。

 デビューから9戦目まではひたすら左回り、1400~1600mコースを走ってきたが、前走のマーガレットS(L)で初の右回り、1200mを経験。11頭立ての11番人気だったが2着に入り、波乱を演出した。

 出走メンバー18頭に重賞連対経験馬はいないが、リステッド競走で連対経験があるのはメルテッドハニーだけ。走れども走れども人気にならない「隠れた“実績馬”」の激走に期待したい。

 メンバーレベルに疑問符がつく今年のフィリーズレビュー。展開、馬場状態次第でどの馬にもチャンスがあるだろう。取り上げた3頭があっと言わせるシーンをつくることはできるだろうか。

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