
JRA金鯱賞(G2)サートゥルナーリア圧勝! C.ルメール課題の“左回り”に「全然問題なかった」春のG1戦線へ視界良好
15日、中京競馬場で開催された金鯱賞(G2)は、1番人気のサートゥルナーリア(牡4歳、栗東・角居勝彦厩舎)が完勝。昨年の有馬記念(G1)2着馬が、単勝1.3倍の圧倒的支持に応え、まずは快調に2020年を滑り出した。
「この馬でもう一度勝つことができて、本当に嬉しいです!」
課題と言われた58kgも、左回りも関係なかった。12頭立ての芝2000mのレース。好スタート決めたサートゥルナーリアは、先頭集団を見るような形でレースを進めると、最後の直線では主戦のC.ルメール騎手がスムーズに外へ持ち出す完璧なエスコート。
結局、一度もムチが打たれることのないままライバルたちをあっさりねじ伏せた。
「スムーズに乗りたかった。今日は完璧なレースができました」と勝利騎手インタビューに応えたルメール騎手が自画自賛した通り、まったく危なげない勝利。“下剋上”を狙ったライバルたちに力の差を見せつけた。
「強い競馬でしたね。年明け初戦ということで、まだ少し緩いところもあった印象ですが、それでも力が違いました。レース前に懸念されていた左回りへの適応も、ルメール騎手が『全然問題なかった』と一蹴。課題と言われていたレース前の入れ込みに関しても『心配なかった』と、陣営にとっても大きな意味のある勝利だったと思います」(競馬記者)
昨年の有馬記念では2着に敗れてしまったサートゥルナーリアだが、勝ったリスグラシューはすでに引退。だからこそ、この若きスターホースに懸かる期待は一際大きい。
昨年は、左回りの東京でいずれも敗戦。数多くのG1が行われる東京と同じ左回りの中京で結果を残せたことには、陣営にとっても大きな意義があるというわけだ。
「冷静に走ることができましたので、最後は強い脚で前の馬を交わしました」というルメール騎手は「ここでは力が違う」と言いたげだ。春のG1戦線へ、今年の主役はやはりこの馬か。
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