真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2020.03.16 17:00

元JRAアンカツ「着差以上なんてもんじゃない」サートゥルナーリア「最強説」も、まだ? 真の現役最強へ試しておきたい「あのレース」
編集部
15日に中京競馬場で行われた金鯱賞(G2)は、単勝1.3倍に支持されたサートゥルナーリア(牡4歳、栗東・角居勝彦厩舎)が完勝。今年は重賞で単勝1倍台の馬の連敗が続いていたが、昨年の最優秀3歳牡馬が“負の流れ”を止め、古馬王道路線の主役へ大きく名乗りを上げた。
「完璧なレースができました。最高です」
レース後、主戦のC.ルメール騎手がそう自画自賛した通り、まったく危なげないレース運びだった。スタートが決まり、道中は先頭集団を見るような形で好位を進むと、最後の直線でスムーズに外へ。繰り出された上がり3ハロン33.2秒の末脚は、ライバルたちとの格の違いを見せつけるものだった。
「まさに独壇場やった」
自身の公式Twitterを通じてサートゥルナーリアを手放しで絶賛したのは、元JRA騎手のアンカツこと安藤勝己氏だ。
安藤氏は、サートゥルナーリアの走りに「あの2馬身は着差以上なんてもんじゃない」と、2着サトノソルタス以下とは“異次元”の差があったことを強調。昨年の有馬記念(G1)で唯一先着を許したリスグラシューが引退し、やはり本馬に懸かる期待は一際大きいようだ。
ただ、これでサートゥルナーリアの「現役最強」が確定したかというと、決してそうではないのかもしれない。
PICK UP
Ranking
17:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 名コンビ・吉田隼人×ソダシは「なぜ」解散に至ったのか。D.レーン→川田将雅「勝利至上主義」に走った陣営の裏事情
- 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA石橋脩ブチギレ騒動……馬質向上の裏で苦悩も?
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「オグリキャップ負けた」が話題となった宝塚記念…悲運の鞍上は武豊と同世代、勝ち馬の騎手は後に競馬界から追放のショック【競馬クロニクル 第60回】