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2016.10.09 06:35
「有馬記念後の競馬開催」と「ホープフルSのG1昇格」は既定路線……ファンの声だけなく、現状のルールまで無視した「JRA」の強引な決定に「G1価値低下」が止まらない
編集部

開いた口が塞がらないとは、まさにこのことか……。
JRA(日本中央競馬会)は7日、公式ホームページ上で『ヘルプ!JRAサポーターズキャンペーン(ファンの皆さんの声募集中)』と銘打ったキャンペーンをスタート。「あなたの伝えたい競馬の魅力は?」という題目で競馬ファンの声を募集し、いくつかを公式Facebookに掲載するという。
豪華賞品も用意され、一見はファンとJRAが一体となったイベントのように見えるが、本当にそうだろうか。
仮に競馬の「魅力」だけでなく「問題点」の両面で”ファンの声”を聞き、公式Facebook上で協議を行うのであれば、まだ意義があるイベントにも思える。
だが、今回のように、一方的に競馬の良い所だけを募集して拡散するということは、競馬ファンへ暗に「競馬の宣伝を手伝え」と言っていると捉えられても仕方がない試みだ。近年、散々酷評を集めているJRAのCM企画が、如何に効果を発揮できていないかが透けて見えるようなイベントと述べざるを得ないのではないだろうか。
このような話題から入ったのも、改めてファンの声が本当にJRAまで届いていないのを痛感させられることがあったからだ。
8日、スポーツ報知が独自の取材で来年2017年度のJRAの番組編成をキャッチ。春の大阪杯のG1昇格を確実なものとし、一方で年末の2歳重賞ホープフルSのG1昇格と有馬記念の後となる12月28日の競馬開催が既定路線であることを報じている。
その上で筆者が愕然としたのは、やはり「有馬記念後の12月28日の競馬開催」と「ホープフルSのG1昇格」だ。
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