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2016.10.09 06:35
「有馬記念後の競馬開催」と「ホープフルSのG1昇格」は既定路線……ファンの声だけなく、現状のルールまで無視した「JRA」の強引な決定に「G1価値低下」が止まらない
編集部
仮に、競馬ファンがどういった感情を持っていたとしても、こと馬主からすればG1が増えることは、高額賞金を得られる機会が増えることであり、単純にありがたい話だ。つまり、ホープフルSのG1昇格に関しても賛成する馬主は当然多くいるはずだ。
中でも、現在の日本競馬において圧倒的な力を持つ社台グループからすれば、お得意の「所有馬の使い分け」という観点から、2歳の年末にホープフルSという選択肢と”G1タイトル”が増えることは大歓迎だろう。
その上で、昨年の朝日杯フューチュリティSを新馬勝ちのリオンディーズが制したように、2歳G1は1勝馬でも出走できる可能性は十分にある。従って、その気になれば今年のホープフルSを社台グループの素質馬による「運動会」にし、強引に高いレーティングを獲得することだってできるのだ。
無論、これはあくまで可能性の話だ。だが、JRAがやろうとしていることは競馬の”私物化”をより推し進めてしまう危険性があるということに変わりはない。このままではJRAが述べる「既定路線」通りに、来年はG1が一気に2レースも増えることとなる。
そして、それは述べるまでもなく他のG1レースを含めた「G1の価値低下」につながる。
JRAはホープフルSのG1昇格を何故、そこまで強引に急ぐのか。そもそも有馬記念後の競馬開催をファンは本当に望んでいるのか。
ファンを”広告塔”として競馬の魅力ばかりを語らせるのではなく、JRAは一般の素直な意見に耳を傾けない限り、競馬人口は増えるどころか、さらに減少の一途を辿ることになるのではないだろうか。
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