GJ > 競馬ニュース > 地方と中央の「格差」と切ない現状
NEW

武豊騎手「10戦だけで地方リーディングトップ10入り」も、地方と中央の「格差」と切ない現状を露呈……

【この記事のキーワード】, ,
0914takeyutaka3.jpg

 今年、地方の交流重賞において無類の強さを見せつけている武豊騎手。今年の成績は10戦して[7-2-1-0]とすべて馬券圏内を確保。勝率も7割という状況である。

 地方競馬を統括するNARが発表した「16年全国騎手収得賞金ランキング」では、前走白山大賞典をケイティブレイヴで制したことでなんと8位で、賞金額も3億円近く。他の上位騎手が1000以上やそれに近い騎乗数の中で、一人だけ「乗り鞍10」という異様な状況だ。

 地方交流重賞というのは他の地方重賞と比較してもレースレベルは格段に高く、当然賞金も高い。地方交流重賞を勝ちまくれば、必然的に上位に行くということとなる。武騎手は2011年もスマートファルコンで地方重賞を勝ちまくっており、収得賞金ランキングを5位という成績で終えている。

 もちろん武騎手の実力はすばらしいの一言だが、やはりここで感じられるのが地方競馬における「一般競走」の賞金の低さである。

 過去の記事でも記しているが、地方でも賞金額が充実した開催場は存在しており、例えば現在船橋を中心に211勝を上げ、地方競馬の全国リーディングを独走している森泰斗騎手の獲得賞金は、合計6億円を超えている。だが、それでもJRAリーディングで128勝を上げている戸崎圭太騎手の22億円の半分にも満たないのが現状だ。JRAは世界各国からトップ騎手が進んで集まるほど賞金額が充実した、世界でも最高峰の高級競馬開催である。そこと比較するのはさすがに酷というのは理解できる。

 高知競馬などにおいては、1着になっても賞金が11万円というレースも。騎手の取り分5%ということは、収入は5500円ということだ。仮に同じレースを年間100勝したところで、獲得賞金1100万円、騎手収入は55万円程度である。騎乗するだけに2万6000円の手当がつくJRAとは雲泥の差、いや、天と地ほどの差があるといっていい。

武豊騎手「10戦だけで地方リーディングトップ10入り」も、地方と中央の「格差」と切ない現状を露呈……のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRAコマンドラインは当たり?ハズレ? 毎年恒例「ノーザン1番馬」のデビュー後を振り返る……、近年で最も大成功だったのは
  2. JRA藤沢和雄厩舎「遅れてきた大物」が壮絶な困難乗り越え3連勝! 2歳時早期入厩も「骨折→長期休養→未勝利大敗→去勢」からの快進撃!
  3. 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
  4. JRA「単勝1.1倍」敗戦にC.ルメールも大ショック!? 超良血カランドゥーラの連敗に見えた「賞金王」モーリスの弱点とは
  5. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  6. JRA「G1ダノン4連勝」可能性!? 「ダノックス」の正体と有力馬それぞれの「低くない障壁」
  7. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  8. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  9. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛