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JRA武豊「涙が出るほどうれしい」“夢”に大きな一歩! フランス競馬が5月から再開、世界が注目する凱旋門賞(G1)の動向

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 3連覇の懸かった昨年に無念の2着敗れ、引退がウワサされた英国の世界女王だが、まさかの現役続行を発表。今年の最大目標は当然、凱旋門賞でのリベンジであり、むしろ「凱旋門賞を勝つために現役を続行した」と述べても過言ではない。それだけに陣営にとって、フランス競馬の動向は極めて重大だ。

 また、日本では武豊騎手も凱旋門賞の動向に熱い視線を送る1人だという。

 今年2月、武豊騎手と親交の深いキーファーズの松島正昭代表が、昨年の凱旋門賞(G1)4着馬ジャパンをクールモアグループと共有契約を締結したと発表。ジャパンはクールモアグループのエース騎手R.ムーアが主戦を務めているが、契約には「凱旋門賞の騎乗は武豊」というリクエストが盛り込まれているという。

 これに対して武豊騎手も「涙が出るほどうれしい」と感激。レジェンドが「夢」と語る凱旋門賞制覇に大きな一手を打ったことになるが、仮にフランス競馬で現行の体制が続けるようなら、日本の騎手が参戦することは極めて難しくなる。

「他にも、日本からは一昨年の有馬記念(G1)を勝ったブラストワンピース陣営が、2年連続の参戦に意欲的な姿勢を見せていました。

 ただ、もともと開催そのものが危ぶまれていた今年の凱旋門賞だけに、フランス競馬が再開したことは大きな一歩。新型コロナウイルスの終息がいつになるのか予測がつかない状況ですが、(レースが行われる)10月まではまだ時間があります。

 フランス競馬にとって凱旋門賞は特別なレースですし、フランスギャロが感染防止の環境を整えた上で世界各国からの参戦を特例で認める可能性もあります。凱旋門賞挑戦を目指している関係者は、まだまだ希望を捨てていないと思いますよ」(同)

 JRAも昨年、日本競馬からの凱旋門賞挑戦を支援するため、中央の3歳以上のG1を優勝した馬が遠征する場合に限り、500万円の遠征協力金を交付すると発表。先行きの見えない状況だが、日本でも多くのファンが注目するレースだけに、今年の凱旋門賞が例年通り「世界一決定戦」として開催されることを祈るばかりだ。

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