JRA福永祐一から北村友一へ ミスターメロディは乗り替わりで安田記念(G1)参戦! 「スランプコンビ」の巻き返しなるか!?
29日、昨年の高松宮記念(G1)を勝ったミスターメロディ(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎)が北村友一騎手と新コンビを結成。6月7日に開催されるマイル王決定戦・安田記念(G1)に向かうことが発表された。
ミスターメロディは昨年、福永祐一騎手を背に阪急杯(G3)から始動。1番人気に支持されたものの、7着と大きく期待を裏切る結果に終わった。だが、2戦目の高松宮記念(G1)では先行馬を見る形の4番手で進むと、最後の直線ではインから抜け出して勝利。初挑戦となるスプリント戦で、G1初勝利をあげていた。
福永騎手もレース後、「コンディションはずっと良かったのですが、これまで結果が出ず、今日は何としても結果を出したいと思っていました」と語り、「1400mまでは守備範囲ですし、ダートも走れる馬。選択肢は広がりましたし、これから短距離界を引っ張っていってくれたらと思います」と、力強く宣言した。
だが、明るい未来が待っていると思われたこのコンビは、その後、セントウルS(G2)8着、スプリンターズS(G1)4着、JBCスプリント(G1)でも6着と、芝とダート両方の短距離戦に出走するも、目覚ましい結果を残すことはできなかった。
「ミスターメロディはまだ5歳。陣営としても結果が伴わない以上、距離延長や他の騎手を使うなど、さまざまな可能性を模索することにしたのではないでしょうか。
また福永騎手は今年の安田記念には、昨年の覇者インディチャンプで向かうことが有力視されています。桜花賞(G1)でコンビを組んだミヤマザクラが武豊騎手に乗り替わるのと同じタイミングで発表されたこともあり、注目を集めることになりましたが、これはお互い納得ずくだと思いますよ」(競馬誌ライター)
安田記念にはそのインディチャンプのほかにも、昨年の最優秀3歳牝馬グランアレグリア、無冠の大器・ダノンキングリー、国内外でマイルG1・3勝のアドマイヤマーズは川田将雅騎手と新コンビを結成して参戦するなど、超豪華メンバーでの開催が予定されている。
福永騎手からミスターメロディのバトンが渡された北村友一騎手は、2020年1月は未勝利に終わるなど、スタートダッシュに失敗。4月が終わってもまだ8勝とイマイチ波に乗れていない。
人馬ともに巻き返しが期待されるミスターメロディ×北村友騎手。安田記念では強力なライバルを相手に結果を残すことができるだろうか?
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