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ロードクエスト登場も、過去10年の最高配当は219万馬券。「荒れる」傾向の富士S(G3)が今年も見逃せない!

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 2年連続で3着と好走をしている天皇賞(秋)へは向かわず、今年はココが秋の始動戦になる本馬。この選択には「距離は2000mまでは何とかこなすが、間違えなく1600~1800がベスト」という陣営の考えがあるようだ。

 勝ち星からは2年以上遠ざかっているが力の衰えは感じられない。この間に掲示板を外したのは、先述したように距離の面に問題があったジャパンカップ(G1)。出遅れが影響した中山記念(G2)の僅か2回のみ。その他は全て掲示板を確保している点からも明らかであろう。リフレッシュされた秋には、ほぼ馬券圏内に絡んでいる実績を考えても当然の主役候補だ。

 昨年の覇者ダノンプラチナ(牡4歳、美浦・国枝栄厩舎)にもチャンスは十分。前走の京成杯AHは、勝ち馬ロードクエストを追うように伸びたが惜しくも3着。しかし7カ月ぶりで58キロを背負っていた点が影響した事は明らか。敗れはしたが、改めて自力の高さを証明したと言えるだろう。

 鞍上を務めた蛯名正義騎手が「これを使って良くなってくれればいい」と語っていたように、ココでの変わり身に期待が持てる。更に4戦3勝と得意な東京のマイル戦・斤量減とプラス材料が揃ったココでの巻き返しは十分に可能。

 過去11戦の重賞で、全て掲示板を確保と安定感抜群なフルーキー(牡6歳、栗東・角居勝厩舎)も無視はできない存在だ。

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