真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.09.07 17:18

【徹底考察】京成杯オータムH(G3) ロードクエスト「NHKマイルC(G1)2着馬は本当に『サスウポー』なのか。『右回り』『左回り』の違いはコーナーリングだけではない」
監修=永谷 研(美浦担当)

『考察』
春のクラシックで惨敗したことで、マイル路線を歩むことを決めたロードクエストが、秋競馬の開幕を告げる京成杯オータムH(G3)から出陣する。
11着に敗れた日本ダービーはともかく、歴史に残るハイレベルな皐月賞で8着だったのは、この馬が紛れもない実力を持っている証拠だ。先着を許したのは、一線級の古馬と走っても間違いなく好勝負になると言われている『BIG5』に加えて、スプリングS(G2)を勝ったマウントロブソン。ナムラシングンも今夏の条件戦で古馬に圧勝している。
そんな『史上最強世代』の中でも確かな実力を秘めたロードクエストだけに、得意のマイル戦で改めて実力を示しておきたいところだが、そう簡単な話ではなさそうだ。
主戦の池添謙一騎手が「右回りの1600mを1回試してみたい」と話したことで、今回の京成杯オータムH参戦か決定したロードクエスト。
すでに新潟2歳S(G3)を圧勝し、NHKマイルC(G1)でもメジャーエンブレムから0.1秒差の2着と確かなマイル適性を示しているが、この2戦はいずれも左回り。このまま行けば、秋の大目標となるマイルCS(G1)は京都の右回りだけに、ここは試金石の一戦となるはずだ。
管理する小島茂調教師も「ここを使って次は富士S(G3)か毎日王冠(G2)か。この一戦で確認したい」と話している。
つまりそれは、ここで結果を残し富士Sに進んだ場合はマイルCS、もしも惨敗した場合は左回りを重視して、毎日王冠から天皇賞・秋(G1)が大目標になるということを示唆している。
過去に中山では2000mのホープフルS(G2)2着、1800mのスプリングSで3着と敗れている。これが距離のせいなのか、それとも右回りのせいなのか。ここで「答え」を出すということだ。
PICK UP
Ranking
11:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客