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【徹底考察】京成杯オータムH(G3) ロードクエスト「NHKマイルC(G1)2着馬は本当に『サスウポー』なのか。『右回り』『左回り』の違いはコーナーリングだけではない」

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【血統診断】

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 マツリダゴッホ×タンチヒ系という組み合わせは、朝日FS(G1)2着のアルマワイオリが該当する。アルマワイオリは、他にもアーリントンC(G3)2着やニュージーランドT(G2)3着などがある仕上がりの早いマイラーだ。母マツリダワルツが盛岡競馬での活躍馬だったこともあり、一見血統的に地味な印象を持たれがちだが、母系には母父チーフベアハートを始め、母母父リアルシャダイ、母母母父ノーザンテーストと日本競馬を支えた一流の種牡馬が並んでいる。そして、何より特筆されるのが、3代母のダイナクレアーの存在だ。天皇賞馬サクラチトセオーや、エリザベス女王杯を勝ったサクラキャンドルなどが近親に並ぶ、日本でも屈指の牝系の一つである。従って、血統的見地から判断したロードクエストは、決して他のマツリダゴッホ産駒のような早熟のマイラーではなく、豊富な成長力を秘めている。大舞台を勝ち切るだけの底力も備えており、距離はマイルがベストながら成長如何では中距離も守備範囲になるはずだ。

≪結論≫

 この京成杯AHで、まさに試金石の一戦を迎えるロードクエスト。結果によって、今後の進路が大きく左右されるが、仮に3歳春のままだと「極めて危険な一戦」になりそうだ。

 無論、その戦績が示す通り、本馬にとってマイルがベストであることに疑いの余地はない。血統的には2000m程度までカバーできそうだが、現状はマイルが一番合っているのだろう。

 だが、こと「左回り」「右回り」という問題に関しては疑問が残る。確かに左回りが得意なサウスポーは存在するが、本馬の場合「後方一辺倒という脚質」が成績に大きな影響を与えている気がしてならない。左回りとはいえ新潟、東京は直線が長く、追い込みのロードクエストにとっては走りやすい舞台。逆に小回りの中山は直線が短く、後方一気がそうそう決まるコースでもないはずだ。実際に手前替えを意識した1週前追い切りでは、スムーズな走りを披露。見守った小島茂調教師も「予想以上にスムーズ」と納得していた。

 その上で、この京成杯AHは中山の開幕週。前に行った馬ばかりで決まっているわけではないが、それでも追い込み一辺倒には不安が残る。もしもここで届かずに惨敗した場合、「やはり左回りの方が良い」という短絡的な結論から迷走してしまうことだけは避けたい。あくまで私見だが、右回りが不得意な馬に皐月賞のインベタで進んだ走りは不可能だと思うのだが……陣営の思慮深い正確なジャッジを期待したいところだ。

 相手関係、それにハンデも55㎏と楽なところで1番人気は確実だろう。試金石の一戦だけに仕上がりにも抜かりはなさそうだが、もしここを自在性のある競馬で勝ち切るようなら、いよいよG1制覇も見えてくる。
(監修=永谷 研(美浦担当))

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