GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】アンビシャス  > 3ページ目
NEW

【徹底考察】天皇賞・秋(G1) アンビシャス「その力は『G1級』も期待された宝塚記念でまさかの16着。世代屈指の大器は何故、大敗したのか」

【この記事のキーワード】, ,

≪結論≫

 アンビシャスが何故、宝塚記念で16着大敗を喫したのか。その理由を一言に集約すると、やはり「距離」ということになる。

 無論、単純に2200mが長いと述べるつもりはない。だが、アンビシャスがキタサンブラックを下した大阪杯と、大敗した宝塚記念では大きな違いがある。

 大阪杯の前半1000mの通過タイムは61.1秒。最終的に2番手追走のアンビシャスが勝ち、逃げたキタサンブラックが2着。後方で脚を溜めたラブリーデイやタッチングスピーチが不発だったことからも、完全に前が有利なスローペースだった。
その一方で宝塚記念の前半1000mの通過タイムは、59.1秒と大阪杯より2秒も速い。それも大阪杯は良馬場だった一方で、宝塚記念は重に近い稍重。先行馬の負担は数字の差以上にあったはずだ。

 実際に上位も勝ったマリアライトが道中11番手、2着のドゥラメンテも13番手から。逃げたキタサンブラックが3着に粘った以外、先行勢は軒並み10着以下に沈んでおり、4番手追走のアンビシャスもその中の一頭だった。

 つまり、大阪杯と宝塚記念では似た舞台設定でありながらレース内容は真逆。大阪杯は極端なスローペース、逆に宝塚記念は絵に描いたような典型的なハイペースの消耗戦であり、その2レースでともに先行したアンビシャスが大阪杯を勝ち、宝塚記念で大敗したのは、むしろ「自然なこと」といえる。重い馬場になって、必要以上にスタミナを消耗したことも見逃せない要素だ。

【徹底考察】天皇賞・秋(G1) アンビシャス「その力は『G1級』も期待された宝塚記念でまさかの16着。世代屈指の大器は何故、大敗したのか」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  2. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  3. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  4. 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 交通事故で乗り合わせたすべての馬が死亡……度重なる危機を奇跡的に乗り越え、最後は年度代表馬に。人知を超えた「奇跡の馬」サンデーサイレンス【前編】
  8. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  9. 【ホープフルS】“クロワデュノールなんて目じゃない!”今年最後のG1!冬の中山で走る穴馬の法則、名門調教師絶賛の穴馬!
  10. 競馬版『無限の住人』!? 米最高峰の舞台に立った「独眼竜」馬に熱視線も、意外と多い「隻眼の強豪」