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【徹底考察】天皇賞・秋(G1) アンビシャス「その力は『G1級』も期待された宝塚記念でまさかの16着。世代屈指の大器は何故、大敗したのか」

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≪結論≫

 アンビシャスが何故、宝塚記念で16着大敗を喫したのか。その理由を一言に集約すると、やはり「距離」ということになる。

 無論、単純に2200mが長いと述べるつもりはない。だが、アンビシャスがキタサンブラックを下した大阪杯と、大敗した宝塚記念では大きな違いがある。

 大阪杯の前半1000mの通過タイムは61.1秒。最終的に2番手追走のアンビシャスが勝ち、逃げたキタサンブラックが2着。後方で脚を溜めたラブリーデイやタッチングスピーチが不発だったことからも、完全に前が有利なスローペースだった。
その一方で宝塚記念の前半1000mの通過タイムは、59.1秒と大阪杯より2秒も速い。それも大阪杯は良馬場だった一方で、宝塚記念は重に近い稍重。先行馬の負担は数字の差以上にあったはずだ。

 実際に上位も勝ったマリアライトが道中11番手、2着のドゥラメンテも13番手から。逃げたキタサンブラックが3着に粘った以外、先行勢は軒並み10着以下に沈んでおり、4番手追走のアンビシャスもその中の一頭だった。

 つまり、大阪杯と宝塚記念では似た舞台設定でありながらレース内容は真逆。大阪杯は極端なスローペース、逆に宝塚記念は絵に描いたような典型的なハイペースの消耗戦であり、その2レースでともに先行したアンビシャスが大阪杯を勝ち、宝塚記念で大敗したのは、むしろ「自然なこと」といえる。重い馬場になって、必要以上にスタミナを消耗したことも見逃せない要素だ。

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