ダイワスカーレットも敗れた28年間「逃げ切りなし」の歴史……天皇賞・秋(G1)はエイシンヒカリにとって「最大」の試練!?

30日の開催される天皇賞・秋で、モーリスと人気を二分するエイシンヒカリ(牡5歳、栗東・坂口正則厩舎)が「高い壁」に臨もうとしている。
エイシンヒカリといえば、その圧倒的な逃げっぷりが強さの秘訣だが、実は天皇賞・秋は逃げ馬にとって圧倒的に不利なレース。逃げ切り勝ちを収めた馬は1987年のニッポーテイオー以来、28年間出ていない。
厳密には1991年に逃げたプレクラスニーが優勝しているのだが、これは1着入線したメジロマックイーンが失格となったための”繰り上がり優勝”であるためカウントされない。逃げを身上とするエイシンヒカリにとって「極めて高い壁」と述べざるを得ないのだ。
そこで今回は、過去10年の天皇賞・秋を逃げた馬たちを中心に「逃げ馬敗北の歴史」を振り返っていきたい。
2015年
12.8 – 11.7 – 11.9 – 12.2 – 12.0 – 12.2 – 11.6 – 11.3 – 11.1 – 11.6
1000m通過60.6秒 勝ち時計1:58.4(良)
クラレント 17番人気6着 1-1-2
エイシンヒカリ 2番人気9着 2-2-1
1000m通過が60.6秒という、天皇賞・秋としては遅いペースで逃げられたこともあって、17番人気で単勝122.5倍のクラレントが6着に好走。だからこそ余計に、2番手追走から9着に沈んだエイシンヒカリの不甲斐なさが目立った。自身が逃げ切った毎日王冠の1000m通過が59.9秒と、天皇賞・秋よりも速いペース。にもかかわらず失速したことに関して、陣営は「間隔を詰めて使うと良くない」と分析。今回は、今年は6月のプリンスオブウェールズ(英G1)以来のレースとなるが果たして。
ただ、この年はレース自体の上がりが34.0秒と極めて速い上がり。つまり、前半が60秒を上回るような緩いペースだと後半が末脚勝負となり、切れ味に劣る逃げ馬には苦しい展開となる。これも天皇賞・秋を逃げ馬が勝てない要因の一つなのだろう。
2014年
12.9 – 11.7 – 11.8 – 12.2 – 12.1 – 12.1 – 12.3 – 11.4 – 11.3 – 11.9
1000m通過60.7秒 勝ち時計1:59.7(良)
カレンブラックヒル 9番人気9着 1-1-1
1000m通過が60.7秒というスローペースだったが、逃げたカレンブラックヒル、マイネルラクリマは最後の直線で失速。ただし、2着ジェンティルドンナ、3着イスラボニータは逃げ馬の直後から伸びた馬たちであり、先行勢に有利な流れだったことは確かだ。ただ、それでも勝ったのは、後方12番手から上がり最速を叩きだしたスピルバーグ。やはり、天皇賞・秋とは、こういったレースなのだろうか。
PICK UP
Ranking
23:30更新
横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
武豊が「告白」宝塚記念(G1)キタサンブラック大敗劇で「最大の敗因」とされるサトノクラウンの”荒技”の影響……凱旋門賞消滅への思いと「雪辱の秋」へ<2>- 武豊が「告白」キタサンブラックによる宝塚記念(G1)の歴史的大敗劇で「何」があったのか……騒動が去った今だからこそ語られた「真相」<1>
- 武豊「爆弾発言」にインタビュアーもタジタジ、今村聖奈ら「6人騎乗停止」で蒸し返されたアンラッキーな被害者
- 「助手席に誰も乗っていない」「同乗者は制止不可能だった」謎多きJRAの説明…憶測飛び交う角田大河の函館コース侵入
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 「宝塚記念で2億円ゲット」ミラクルおじさんは本当に存在したのか? オーナー反対も調教師が自分で出資して菊花賞挑戦…怪奇満ちるヒシミラクル伝説【競馬クロニクル 第13回】
- 武幸四郎騎手に横山典弘騎手が「絶叫」!? 武豊騎手が明かしたアノ復活劇でのエピソードに見る、弟のキャラクター
- JRA横山典弘「ポツン」について激白!「俺のポツンがあまり好まれていないことはわかってる」知られざる「2つ」のポツンと、それでも続ける理由とは
関連記事

【徹底考察】天皇賞・秋(G1) リアルスティール「毎日王冠を使えなかったことは『プラス』か『マイナス』か?答えは『最終追い切り』の中にある」

【徹底考察】天皇賞・秋(G1) アンビシャス「その力は『G1級』も期待された宝塚記念でまさかの16着。世代屈指の大器は何故、大敗したのか」

天皇賞「オイシイ馬券」を演出する条件は整った!? 人気落ち確実だが軽視は危険。「王者」ラブリーデイの巻き返しに期待

「ムーア様」にはひれ伏すしかない。天皇賞で不安多重のマイル王モーリスだが、ファンは鞍上の「威光」に逆らえず?

【徹底考察】天皇賞・秋(G1) モーリス「札幌記念でまさかの敗戦を喫したマイル王が挑む距離の限界。しかし、最大の『不安材料』は距離よりもむしろ……」















