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JRAサートゥルナーリアが、ラッキーライラックが陥る自滅!? 「雨」の宝塚記念(G1)に魔境の歴史……アンカツを驚かせた、あの“鬼脚”炸裂か

 宝塚記念は6月の梅雨時に行われることもあって、荒れた馬場で行われることでも有名だ。今年も幸か不幸か、週末は雨予報。ただ、気象庁の発表によると雨が降るのは金曜日と日曜日で、それぞれ降水確率50%程度。そこまで強い雨にはならなさそうで、「稍重」や「重」辺りでの開催が想定される。

 その上で、過去5年「良馬場以外」で行われた結果を確認すると「明からな違い」が浮かび上がってくる。

2016年(稍重)
1着:マリアライト(8番人気) 通過順位11-11-10-6
2着:ドゥラメンテ(1番人気) 通過順位13-13-10-9
3着:キタサンブラック(2番人気) 通過順位1-1-1-1

2017年(稍重)
1着:サトノクラウン(3番人気)通過順位7-6-6-6
2着:ゴールドアクター(5番人気)通過順位6-6-6-9
3着:ミッキークイーン(4番人気)通過順位9-9-9-9

2018年(稍重)
1着:ミッキーロケット(7番人気)通過順位7-5-3-2
2着:ワーザー(10番人気)通過順位12-14-13-13
3着:ノーブルマーズ(12番人気)通過順位10-9-7-7

 上記の結果で「勝ちたければ前へ行け」などとは、口が裂けても言えないだろう。どう見ても後方有利の前崩れの傾向である。2016年のキタサンブラックこそ3着に粘っているが「あのキタサンブラックでさえ3着」と述べた方が適切かもしれない。

 実際にキタサンブラックが3着に粘った2016年も、3番人気だったアンビシャス(16着)を筆頭に好位組は壊滅。その翌年にはキタサンブラック自身が、単勝1.4倍を背負って9着に沈んでいる。

 それを踏まえて急浮上するのが、大阪杯で4着だったカデナ(牡6歳、栗東・中竹和也厩舎)だ。

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