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JRA相乗効果で激走!? セレクトセール高額落札馬「兄姉」が今週大挙出走へ!

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 今年のセレクトセールにおいて1億円以上で落札されたのは、1歳18頭と当歳11頭で合計29頭、5000万円以上で落札された馬は1歳34頭と当歳40頭で合計74頭。売上総額は昨年より減少したとはいえ、コロナウイルスの影響を考えれば大健闘といっていい内容だ。やはり規格外の競りだったといえるだろう。

 例年セレクトセール前後になると、セールや上場馬の評価を高める目的か、セール出身馬やその兄姉、種牡馬などの出走が活発になっている印象がある。特にこの夏は新種牡馬としてデビューしたドゥラメンテとモーリス産駒が、なかなか勝ち上がれないことで逆に話題となったほどだ。

 今週の出走予定馬を見てみると、5000万円以上で落札された高額取引馬の兄や姉が何頭か出走を予定している。特に注目を集めるのは4億円で落札された「フォエヴァーダーリングの2019」の姉であるモンファボリだろう。新馬戦をレコードで勝利し、今週の函館2歳ステークス(G3)でも人気は確実だ。

 他にも中京記念(G3)や福島のメインレースなどに多数出走となっており、高額で落札された弟や妹の勢いも手伝って相乗効果があるかもしれない。そこで今回はセレクトセール直後ということも踏まえ、それらの馬をピックアップしてみた。

 意外な馬も何頭か見られるので、ぜひ注目したい。


■7/18
阪神9R 戎橋特別「マッスルマサムネ」
弟プントバンコの2019は5200万円で(株)ダノックスが落札。自身は2勝馬にとどまっているので予想以上の落札額だが、最後のキングカメハメハ産駒というのも大きかったようだ。クラスが上がって掲示板がやっとというレースが続いており、ここも苦戦必至だろう。

阪神10R 能勢特別「ヴァイザー」
弟ヴァイスハイトの2019は5200万円で(株)ライフハウスが落札。ヴァイザーはキャロットファームの募集馬、2勝クラスに上がって勝利から遠ざかっているが、3走前は2着もあるので少頭数ならチャンスも。

阪神3R 3歳未勝利「オルガンザ」
弟シーエスシルクの2019は6000万円で小川眞査雄氏が落札。オルガンザは社台レースホースの募集馬でここまで2戦して3歳未勝利。ここまではすべて1800m戦を使ってきたが、今回は1400m戦で距離短縮がプラスなら上位進出も。

阪神4R 3歳未勝利「エターナルバディ」
弟マンドゥラの2020は6200万円で池谷誠一氏が落札。自身も2017年のセレクトセールで3900万円の評価。デアリングタクトが活躍したエピファネイア産駒だが、ここまで6戦してすべて8着以下と苦戦。ここも厳しいレースになりそうだ。

函館11R 函館2歳ステークス(G3)「モンファボリ」
弟フォエヴァーダーリングの2019は4億円で(株)ダノックスが落札。最後になるであろうディープインパクト産駒ということもあり、1歳馬として過去最高の落札額であった(すぐにシーヴの2019が5億1000万円で記録を更新)。フランケル産駒のモンファボリはサンデーレーシングの募集馬で、7000万円と牝馬ながらかなりの高額馬。ここでどんな走りを見せるか、弟が付けた4億円の評価が変わるレースにもなりそうだ。

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