JRAコントレイルから逃亡!? セントライト記念(G2)に豪華メンバー集結でアノ馬の動向に注目集まる

9月21日、中山競馬場では菊花賞トライアル・セントライト記念(G2)が行われる。
近年、このレースをステップに菊花賞に出走した馬から、昨年は8番人気サトノルークス、17年は10番人気クリンチャーがそれぞれ2着、15年は6番人気キタサンブラックが優勝している。菊花賞で穴を出しているだけに見逃せないレースとなりそうだ。
その一方、春のクラシック2冠を無敗で制したコントレイルの存在も大きい。3冠の期待が高まる同馬が神戸新聞杯(G2)からの始動を予定していることもあり、例年以上に豪華メンバーが集まった。
現在、セントライト記念に出走を表明しているのは、日本ダービー(G1)3着のヴェルトライゼンデ、皐月賞(G1)3着のガロアクリーク、同4着のウインカーネリアン。他にもラジオNIKKEI賞(G3)優勝のバビット、弥生賞(G2)優勝のサトノフラッグ、青葉賞(G2)2着のヴァルコス。
さらに、3連勝で阿寒湖特別(2勝クラス)を制したアンティシペイト、猪苗代特別(2勝クラス)を勝利したココロノトウダイ、ホッカイドウ競馬からシンボも参戦を予定している。

そこで気になるのはサリオスの動向だ。圧倒的な力を見せたコントレイルの前に、皐月賞、日本ダービーで連敗を喫したとはいえ、世代NO.2の評価は揺るぎない。秋の始動戦がどのレースとなるのかにも大きな注目が集まるだろう。
皐月賞で半馬身だったコントレイルとの着差は、距離が400m伸びた日本ダービーで3馬身に広がった。勿論、これまでの陣営のコメントからコントレイルにとっても、スタミナを要する菊花賞は歓迎ではないだろうが、サリオスはそれ以上に不安が付きまとう。
「3歳春は能力だけでこなしてしまうことも多いですが、サリオスは本質的にマイラーの可能性が高そうです。イメージ的にはダイワメジャーやイスラボニータに近い気がしますね。
力はある馬ですし、マイルから中距離路線でG1を目指すのがいいかもしれません。ただ、ノーザンファーム出身の馬ですから、どのレースに使うかは慎重にならざるを得ないでしょう」(競馬記者)
サリオスがマイル、中距離戦線を歩むとすれば、マイルCS(G1)か天皇賞・秋(G1)がおそらく目標となってくる。
だが、そうなるとマイルCSではインディチャンプやグランアレグリア、天皇賞・秋では8冠を目論むアーモンドアイとぶつかる可能性が高い。
いずれにしてもサリオス陣営にとっては、大いに悩める秋となりそうだ
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