GJ > 競馬ニュース > 「ゴスデン×デットーリ」フランスで大暴れ!
NEW

「ゴスデン×デットーリ」がフランスで大暴れ! エネイブル“後継候補”が5連勝でジャックルマロワ賞(G1)制覇!

「ゴスデン×デットーリ」がフランスで大暴れ! エネイブル後継候補が5連勝でジャックルマロワ賞(G1)制覇!の画像1

 16日、フランスのドーヴィル競馬場で行われたジャックルマロワ賞(G1)はL.デットーリ騎手のパレスピア(牡3歳、英・J.ゴスデン厩舎)が優勝。無傷の5連勝でG1・2勝目を飾った。

 デビューから3連勝でロイヤルアスコットの3歳マイル王決定戦・セントジェームズパレスS(G1)に挑戦したパレスピア。当時、G1・2勝(現3勝)のピナトゥボが1番人気に支持され、パレスピアは3番人気だった。だが、その下馬評を覆して、ピナトゥボに1馬身差をつける勝利。一躍、3歳マイル王の座に躍り出た。

 そして、古馬混合戦であるジャックルマロワ賞に出走。昨年のセントジェームズパレスS、ムーランドロンシャン賞(G1)、今年のクイーンアンS(G1)でマイルG1・3勝のサーカスマキシマス、コロネーションS(G1)の勝ち馬で、仏オークス(G1)ではクビ差の2着だったアルパインスター、今年のイスパーン賞(G1)を制したペルシアンキングなど、強力なライバルが集まった。

 レースでは最後方に控えたパレスピアだったが、半マイルを過ぎたあたりから進出を開始。残り400mでアルパインスターに並んで先頭に立つと、そこからは2頭のデットヒートになるかと思われた。だが、すぐにパレスピアが抜け出し、3/4馬身差をつけてゴール。3着のサーカスマキシマスには5馬身差をつける快勝だった。

 ジャックルマロワ賞といえば、1998年に名マイラー・タイキシャトルが制したことで、日本でもお馴染みのレース。それ以外にもミエスク、ドバイミレニアム、ドバウィ、日本で種牡馬として活躍しているマクフィなども制した世界的な権威のあるマイルG1だ。

 そんな伝統あるジャックルマロワ賞を制したパレスピア。3歳マイル王から、世界のマイル王にステップアップして、今後はどれだけ無敗で勝ち星を伸ばすのかに注目が集まる。

「ゴスデン調教師×デットーリ騎手」と言えば、エネイブルのタッグでも有名だ。前日に行われたギヨームドルナノ賞(G2)を制した仏ダービー馬・ミシュリフも同タッグによる勝利。エネイブルが出走を予定している凱旋門賞(G1)より一足早く、フランスで2日連続の重賞ジャックを達成した。

 昨年での引退を撤回して、史上初の凱旋門賞3勝に挑戦するエネイブル。そのため、今年の凱旋門賞を最後に引退することが濃厚と見られている。ゴスデン厩舎を長きに渡り支えた屋台骨がいなくなる日も近そうだが、パレスピアという新星が出現したことで一安心だろう。

 パレスピアは10月17日にアスコット競馬場で行われるクイーンエリザベス2世S(G1)を最大目標にしている。ちなみに、凱旋門賞が行われるのは10月4日。10月の欧州競馬は「ゴスデン調教師×デットーリ騎手」の最強タッグが席巻するかもしれない。

「ゴスデン×デットーリ」がフランスで大暴れ! エネイブル“後継候補”が5連勝でジャックルマロワ賞(G1)制覇!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛