GJ > 競馬ニュース > コロナシオン出世レースへ  > 2ページ目
NEW

歴史的名牝ブエナビスタの娘コロナシオンが、あの「殿堂馬」が足掛かりにした出世レースで連勝に挑む!

【この記事のキーワード】, ,

 1000mの通過は63.1秒。10頭立ての2歳新馬戦らしいスローペースを、コロナシオンは後方から3番手を追走している。そこからいざ直線で外に持ち出されて、追い出してからの脚はさすがの一言だった。

 まだまだ反応が鈍いところがあるものの、MAXスピードは完全に他馬と脚色が違った。2位よりも0.6秒速い、上がり3ハロン最速の33.8秒。まさしく”別次元”の末脚で、あっという間に先頭の馬を捉えてゴールへ飛び込んだ。

「最初はスピードに乗らず、ストライドの小さい馬なのでエンジンが掛かるまで時間が掛かりました。しかし、直線に入ってからの反応は良く、最後までしっかり走ってくれました。血統的なポテンシャルは一番の馬です。距離は2000mくらいが合っています」

 レース後の勝利騎手インタビューでそう答えたルメール騎手は、最後に「イケそうです。重賞でもやれると思います」とこの馬への期待感を隠さなかった。

 戦前「追い切りでも本気で走らせたことがなかった」と話していた池添学調教師も、底知れぬスケールに「初めて力を見ました。やっぱり血ですね……すごい。びっくりしました」とただただ驚くばかり。

 無論、まだまだ荒削りな面も多く、率直に述べると「素質だけで勝った」という表現がぴったりのデビュー戦だった。

 あれから約1カ月、今週末の黄菊賞に向けて順調に調整が重ねられてきたコロナシオン。ルメール騎手が跨った最終追い切りでも素軽い動きを披露し、陣営は「2戦目の今回は、初戦よりは進んでいくと思います」と日刊スポーツの取材に手応えを語っている。

歴史的名牝ブエナビスタの娘コロナシオンが、あの「殿堂馬」が足掛かりにした出世レースで連勝に挑む!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. ミスターシービー、ウオッカ、ヒシマサルの意外な共通点…馬名の由来は興味深いエピソードの宝庫【競馬クロニクル 第47回】
  3. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  4. JRA横山典弘騎手「史上最悪のポツン」が日本の頂点に!? 断トツ最下位で「ダービーの冒涜」大批判を集めた馬がレイデオロと並ぶ
  5. 武豊が「告白」宝塚記念(G1)キタサンブラック大敗劇で「最大の敗因」とされるサトノクラウンの”荒技”の影響……凱旋門賞消滅への思いと「雪辱の秋」へ<2>
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  9. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬