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2016.10.17 08:12

母を超える「絶景」を――歴史的名牝ブエナビスタの娘コロナシオンがデビュー戦を完勝!母を彷彿とさせる異次元の末脚に調教師も「びっくりした」
編集部

「イケそうです。重賞でもやれると思います」
あの時とは違い、後に『伝説の新馬戦』と呼ばれるようなライバルは存在しなかった。
しかし、独特のピッチ走法で大外からライバルをごぼう抜きする走りは「母」を彷彿とさせるに十分なものだった。
管理する池添学調教師が「追い切りでも本気で走らせたことがなかった」と話していた通り、その走りはまだまだ荒削りだ。しかし、それでも他馬を軽々と抜き去ってく末脚は、底知れぬスケールを感じさせた若き日の母ブエナビスタとよく似ている。
牝馬クラシックを締めくくる秋華賞(G1)が行なわれた16日の京都。G1を6勝した名牝ブエナビスタの初子となるコロナシオン(牝2歳、栗東・池添学厩舎)がデビューを迎え、ついにそのベールを脱いだ。
「最初はスピードに乗らず、ストライドの小さい馬なのでエンジンが掛かるまで時間が。しかし、直線に入ってからの反応は良く、最後までしっかり走ってくれました。血統的なポテンシャルは一番の馬です。距離は2000mくらいが合っています」
手綱をとったC.ルメール騎手はレース後、いつも通りの冷静な口調でそう分析した。しかし、日本でも数多の名馬の背中を知っているフランスの名手がデビュー戦を勝った馬に「重賞でもやれる」と語るのは、やはり異例。歴史的名牝ブエナビスタの初仔として生を受けたこの馬の”背負っているもの”を知っているからこそ出てきた言葉だろう。
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