JRAの本気度に転売ヤーが戦々恐々!? 「出禁」「退会」も……。プラチナチケット必至の秋華賞、菊花賞で「2年前」からの取り組みが実を結ぶか
だが、今年の菊花賞は無敗の3冠がかかることを考慮すれば、ディープインパクトが優勝した2005年を参考にした方がいいだろう。この年の来場者数は13万6701人で、同じ計算をすると抽選倍率は約35倍想定。申し込みを行うファンの比率が増えることを考慮すれば、50倍を超えるプラチナチケットとなってもおかしくないはずだ。
「秋華賞や菊花賞を現地で観戦できるファンはラッキーですね。誰もが羨む当日の指定席には相当な価値があります。そこで、心配されるのが転売目的で申し込みを行う“転売ヤー”の存在です。
ですが、JRAはきっちりと対策を取っているので、転売はできません。そういった目的の申し込みはやめてほしいですね」(競馬記者)
今年、新型コロナウイルスの流行に伴い、マスクとアルコール消毒製品が品薄となった。その時、話題になったのがフリマアプリやオークションサイトで品薄の商品を高値で転売する転売ヤーだ。これを受けて政府は転売を規制する事態にまで発展した。
実は、JRAではすでに2018年の秋競馬から指定席転売対策に取り組んでいる。
JRAによると、「2018年秋競馬開催期間において、インターネットオークションなどへの出品が確認されたお客様、指定席ネット予約会員様に対して、指定席引換をお断りし、退場処分を行いました。また、悪質と判断されたお客様、指定席ネット予約会員様にはより重い処分である入場拒否処分(JRAの全施設への入場を禁止)を行いました。なお、該当の指定席ネット予約会員様は、指定席ネット予約会員約定に則り、退会処分としました」と発表している。かなり厳しく取り締まっていることが分かるだろう。
さらに今回の開催から「写真付き身分証明書」に加えて、「発券用QRコード」の提示も必要となる。より転売対策が強化された状態で、競馬場の入場が再開されるのだ。
新型コロナウイルスの感染対策も含めて、JRAの入場再開は万全の体制と言えそうだ。
PICK UP
Ranking
5:30更新- 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
- 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
- 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
- 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
- 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
- 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
- 【NHKマイルC】父は名マイラー、母もマイルG1馬の「黄金血統」、前走惨敗で評価急落も…注意しておきたい激走候補2頭
- 【NHKマイルC】ファンの興味は「15番枠」が1番人気?固唾をのんで待つ運命の枠順発表…ただの偶然で済まされない「幸運」を手にするのはどの馬か
関連記事
藤田菜七子コパノキッキングとマテラスカイが激突! JRAダート強豪が集結したJBCスプリント(G1)前哨戦が熱い!!【東京盃(G2)展望】
JRA毎日王冠(G2)サリオスは「過剰人気」!? 重賞2勝の固め打ちC.ルメールと新コンビで、オッズは「危険水域」突入か
JRA池添謙一グランアレグリア「日本で一番強い」スプリンターズS(G1)圧勝に最大級評価! アーモンドアイと注目の第2ラウンドの舞台とは
JRAスプリンターズS(G1)モズスーパーフレア惨敗の理由はあの「ジンクス」!? 武豊メジロマックイーンの悲劇から15連敗……
JRAダンシングプリンス「モズスーパーフレア超え」驚異的スピードで6連勝! ダートの怪物、3戦連続「芝スタート」に感じる可能性に陣営は……