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JRA菊花賞(G1)コントレイルに「全集中」福永祐一もはや”迷い”なし!? 「努力の天才」がコンプレックスを払拭した7年前

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 この勝利により待望の牡馬クラシック初勝利を手に入れた福永騎手は、勢いそのままに翌週の天皇賞・秋(G1)ジャスタウェイで優勝。それまで未勝利だった古馬の中距離G1の壁をも乗り越えた。

「過去には主戦だった後の2冠馬ネオユニヴァースではなく、エイシンチャンプとクラシックに挑み、結果的に勝つことが出来なかった不運もありました。エピファネイアで菊花賞を勝つまで牝馬でしかクラシックを勝てなかったことは、福永騎手にとってもコンプレックスだったのではないでしょうか。

ですが、この勝利をきっかけに、中長距離のG1でも勝負強さに磨きが掛かったことは確かです。京都の長距離G1である菊花賞、天皇賞・春で人気薄を持って来ることも珍しくなくなりました。かつては頼りないところもありましたが、今の福永騎手なら陣営も安心してコントレイルを任せられるでしょう」(競馬記者)

 天才騎手といわれた偉大な父、福永洋一氏も成し得なかったダービージョッキーの称号を手にした福永騎手。父や武豊騎手が天才ならば、福永騎手もまた努力の天才といえる。

 挫折を乗り越え、ようやく巡り会えたスターホースと偉業に臨む今週末は、騎手人生の集大成となるのではないか。

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