GJ > 競馬ニュース > 菊花賞「乱菊の使者」が急浮上?
NEW

JRA菊花賞(G1)コントレイルの「相手探し」はあのレースから!? リアアメリア秋華賞(G1)惨敗に「乱菊の使者」が急浮上?

【この記事のキーワード】, ,

JRA菊花賞(G1)コントレイルの「相手探し」はあのレースから!? リアアメリア秋華賞(G1)惨敗に「乱菊の使者」が急浮上?の画像1

 25日(日)に京都競馬場で開催される3歳牡馬クラシック最終戦・菊花賞(G1)。今年はコントレイルが史上3頭目となる無敗3冠馬に輝くことができるかに、日本中から熱視線が送られている。

 向かうところ敵なしの勢いでコントレイルは、皐月賞(G1)と日本ダービー(G1)を制覇。秋の始動戦として選ばれた神戸新聞杯(G2)も危なげない走りで、2着に2馬身差を付けて快勝。圧巻の内容から『並の3歳馬ではない』と多くの関係者たちも口を揃え、メディアも三冠濃厚と報じているところがほとんどだ。

 コントレイルの能力は誰もが認めるところ。そうなると気になるのは相手関係だ。菊花賞といえば、セントライト記念(G2)、神戸新聞杯(G2)がトライアルに設定されている。過去10年で神戸新聞杯組から8頭の菊花賞馬が誕生し、2着6回、3着4回を記録した。

 だが、セントライト記念組は、勝ち馬は1頭のみで2着3回3着1回。セントライト記念と菊花賞の両レースを勝利したのも、2015年のキタサンブラックの1頭だけ。このときでさえ、シンボリルドルフ以来31年ぶりの快挙と騒がれたほどだった。

 勝率、連対率などで圧倒していることもあり、今年も神戸新聞杯組が有力かと思いきや、少し様相が違うという。

 まず例年ならば神戸新聞杯は阪神競馬場の芝2400mで行われるが、今年に限っては開催日割の変更に伴い、中京競馬場の芝2200mで開催された。このコース替わりと1ハロンの距離の違いは無視できないだろう。

JRA菊花賞(G1)コントレイルの「相手探し」はあのレースから!? リアアメリア秋華賞(G1)惨敗に「乱菊の使者」が急浮上?の画像2

 現に秋華賞(G1)では、前哨戦のローズS(G2)を勝利し、2番人気に支持されていたリアアメリアが本番で13着といいところなく大敗を喫している。例年とは異なる中京で行われただけに、今年の神戸新聞杯組を信頼しすぎると痛い目に遭う可能性がある。

 一方のセントライト記念。コースや距離は例年同様だ。さらに親和性が低いと思われがちだが、内容を細かく見ていくと、2011年に3番人気で3着だったトーセンラー、翌年には5番人気のスカイディグニティが2着と好走。ほかにも2017年には10番人気のクリンチャー、昨年も8番人気のサトノルークスがそれぞれ2着と、近年では人気薄の馬が上位に飛び込み、波乱の立役者となっている。

「今年のセントライト記念からは、逃げ切り勝利したバビット、2着のサトノフラッグなど、本番でも有力視されている馬が出走予定。それ以外にも、ガロアクリーク、ヴァルコスなど骨のあるメンバーが菊花賞に向かいます。

 コントレイルは世代でも頭ひとつ抜きん出た存在です。ライバル筆頭として毎日王冠(G2)を勝ったサリオスが挙げられますが、同馬は菊花賞を回避しました。

 それ以外となるとまださほど実力に差がないようにも感じられます。今年の菊花賞でも、人気薄濃厚のセントライト組が上位に来ることもあるでしょうね」(競馬誌ライター)

 先週はデアリングタクトが無敗の牝馬3冠を達成したものの、2着に10番人気マジックキャッスル、3着には9番人気のソフトフルートとヒモ荒れの決着を見せた。牡馬も同様になる可能性は十分あるはずだ。

 今年の菊花賞の決着やいかに!?

【注目記事】

■JRAコントレイル「福永祐一」菊花賞(G1)で思い出される「クビ差」の代償。矢作芳人調教師コンビで塗り替える「ほろ苦い」思い出

■JRA菊花賞(G1)コントレイル福永祐一「安全運転」返上で1日6勝の大爆発!? 絶不調から一転「リミッター解除」の裏事情とは

■JRA「コントレイルVSデアリングタクト」にアーモンドアイ緊急参戦!? 国枝栄調教師「ジャパンCで待ってるぞ!」三冠女王対決に堂々の宣戦布告

JRA菊花賞(G1)コントレイルの「相手探し」はあのレースから!? リアアメリア秋華賞(G1)惨敗に「乱菊の使者」が急浮上?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  4. 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
  5. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
  8. 武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. JRA横山典弘「ポツン」について激白!「俺のポツンがあまり好まれていないことはわかってる」知られざる「2つ」のポツンと、それでも続ける理由とは