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2020.10.21 20:00
JRA【三冠最終戦】菊花賞(G1)で散った二冠馬、辿り着けなかった二冠馬たち。ミホノブルボン、メイショウサムソン、ネオユニヴァース、トウカイテイオー、ドゥラメンテ
編集部
また春の皐月賞と日本ダービーを勝利し、菊花賞に出走することができなかった馬は以下の8頭である。
1951年 トキノミノル
1952年 クリノハナ
1971年 ヒカルイマイ
1975年 カブラヤオー
1981年 カツトップエース
1991年 トウカイテイオー
1997年 サニーブライアン
2015年 ドゥラメンテ
トキノミノルは日本ダービーから17日後に敗血症で死亡し、菊花賞どころか後世に血を残すこともできなかった。クリノハナは故障、ヒカルイマイ、カブラヤオー、カツトップエースは屈腱炎で出走できず、トウカイテイオー、サニーブライアン、ドゥラメンテは骨折で回避。もしこの8頭が無事に菊花賞に辿り着いていれば、何頭かは三冠のチャンスもあっただろう。
中でも初勝利から8連勝で日本ダービーまで勝利したカブラヤオー、デビューから無敗で日本ダービーまで制したトウカイテイオー、皐月賞を11番人気、日本ダービーを6番人気で勝利したサニーブライアン、日本ダービーを2分23秒2のレコードタイムで完勝したドゥラメンテは、もし無事に菊花賞に出走していればと誰もが感じたはず。まさに幻の三冠馬だ。しかしすべてが思い通りにならないのが、競馬が持つドラマチック性といえよう。
これまで出走した二冠馬も、出走できなかった二冠馬も、合わせて16頭の二冠馬の思いがこの菊花賞に紡がれているといえよう。そして三冠達成という快挙がいかに厳しい道のりなのかも、この成績から見て取れる。コントレイルは三冠達成なるか。新たな歴史の幕開けに期待したい。
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