GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】ディーマジェスティ  > 5ページ目
NEW

【徹底考察】ジャパンC(G1) ディーマジェスティ「屈辱の菊花賞で『何』があったのか。最強世代証明へ皐月賞馬が背負う『重大な役割』とは」

【この記事のキーワード】, ,

 その上で、蛯名騎手があえて「長い距離を走るには」と話したことには理由がある。あくまで統計的な話だが、競馬には基本的に短い距離を走る場合は馬体重が重い馬が、逆に長い距離を走る場合は馬体重が軽い馬が有利というセオリーが存在する。

 これで実際に『JRA‐VAN』が2004年の1年間のレース結果で統計を取っており、顕著な結果が確認されている。10年以上前のデータだが、生物学的な統計だけにそう簡単に覆りはしないだろう。

 したがって、菊花賞という長丁場に挑む上でディーマジェスティがキャリアハイの馬体重となってしまったことは、陣営にとっては単純な数字以上に大きな誤算だったといえる。そして、その引き金となったのが「初の関西遠征」だったということは、ほぼ間違いないだろう。つまりは、輸送による馬体減の割合を”計り”間違えたのだ。

 また、菊花賞の序盤でハミを取らなかったことも、初遠征による微妙な環境の変化に戸惑った結果かもしれない。
以上から、ジャパンCではまず本馬の馬体重に注目したい。無論、遠征がない今回はリスクが低いが、少なくともこれ以上増えているようだと黄色信号だ。

 サトノダイヤモンドとの力量差に関しては、現段階では棚上げで良い。まずは菊花賞で先着を許したレインボーラインとの逆転の方が、ここでは遥かに重要だ。菊花賞では敗れたとはいえ、ハナ+クビという0.1秒差。今後、再びサトノダイヤモンドに挑むためにも、ここでの逆転は必須課題といえる。

【徹底考察】ジャパンC(G1) ディーマジェスティ「屈辱の菊花賞で『何』があったのか。最強世代証明へ皐月賞馬が背負う『重大な役割』とは」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
  2. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
  6. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  7. JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
  8. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  9. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬