真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2020.11.23 19:00
JRA川田将雅「コントレイルのように」期待もクラシックに暗雲!? 東京スポーツ杯2歳S(G3)ダノンザキッド完勝も安田隆行厩舎“マジック”で「マイラー化」の兆候……
編集部
「ダノンザキッドを管理する安田隆厩舎は今年も重賞6勝を挙げ、リーディング5位という名門です。
しかし、代表的な管理馬は2013年の年度代表馬で、アーモンドアイの父としても知られるロードカナロア、スプリントG1を2勝するなど2012年の最優秀短距離馬に輝いたカレンチャンなど、スピードに特化した馬ばかり……今年の重賞も、ここまではすべてマイル以下でした。
今回1800mの重賞を勝ったダノンザキッドですが、父はマイルから2000mで活躍したジャスタウェイ。今後ますます折り合いが重視される距離延長へは、厩舎の力が試されますね」(別の記者)
実際に、安田隆厩舎はこれまで芝で重賞34勝を上げながら、1600m以下が31勝とJRA屈指の「短距離王国」として有名だ。すでに古馬混合の芝1200mの重賞を完全制覇している一方、芝1800m以上の重賞勝利は2000年の毎日杯(G3)以来、約20年ぶりだった。毎年のように重賞を勝っている名門厩舎としては、驚くべき偏りと言えるだろう。
「これから先、去年のコントレイルのような馬になってくれることを期待しています」
勝利騎手インタビューでダノンザキッドの将来に大きな期待を掛けた川田騎手。この言葉からも、今後は来年のクラシックを目指すことが明白だ。
かつて厩舎の最高傑作となるロードカナロアについて「マイルどころか、2000mをこなせる馬にもなれたはず」と語っていた安田隆調教師。ダノンザキッドを今後、どのようにクラシックへ導くのか。名門厩舎の手腕が問われるところだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
関連記事
JRA川田将雅、三強対決のはずが「屈辱の5馬身差レコード」。東京スポーツ杯2歳S(G3)無残に砕け散ったクラシック制覇の希望……
JRA「川田将雅×中内田厩舎」ダノンプレミアムの後継者が誕生!? ダノンジェネラル切れに切れた…… セレクトセール「1億5000万」の良血馬は父ドゥラメンテ
JRA川田将雅「全力で走ってくれた」超良血ポタジェが3連勝でオープン入り! 「6億円」武豊アドマイヤビルゴとの因縁対決も気になる「次走」は……
JRAエリザベス女王杯(G1)リアアメリア「激走」に追い風!? 「芝G1・38連敗中」川田将雅が頼れるパートナーに大変身か
JRA川田将雅“元サヤ”で、クリンチャー「大ピンチ」!? 蘇る2年前「名馬復活」の奇跡が一瞬で終わった苦い記憶……