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2020.12.06 08:00
JRAチャンピオンズC(G1)今週の「美味しい1頭」。人生“初”100万円まで残り5戦。大逆転の切り札に指名したのは……
文=中川大河
課題は距離だろう。モズアスコットにとってダート1800mは未知の世界だ。しかし、マイルを中心に14戦無敗の成績を残した父フランケルは、引退間際に2000mまで距離を延ばし、難なくこなしていた。怪物の血が流れるモズアスコットにとって、この距離延長はプラスになる可能性も秘めている。
この秋のローテーションも、矢作流で好感が持てる。2走前に、秋の始動戦として南部杯に出走。2着に敗れたが、果敢に先行し、日本レコードで駆けたアルクトスと0秒1差に粘り込んだ。
その後は、チャンピオンズC直行との両睨みだったが、あえて武蔵野Sに出走。ここでは、59kgの酷量が堪えて、7着に敗れた。秋3戦目という臨戦過程でモズアスコットの“スイッチ”が入っている可能性に懸けたい。
また、今年ブレークを果たした21歳の鞍上・横山武史騎手の手綱さばきにも注目だ。今年82勝を挙げ、関東リーディングはもう目の前。自身初のG1タイトルを獲得できれば、文句なしにトップジョッキーの仲間入りとなる。
振り返れば、モズアスコットのG1制覇は連闘で臨んだ安田記念(G1)とダート転向2戦目で完勝したフェブラリーS(G1)。モズアスコットの持ち味は意外性かもしれない。先週のアーモンドアイに続き、有終の美を飾る資格は十分あるだろう。
馬券は単勝と複勝5000円ずつで勝負する。1着なら100万円が見えてくるが、果たして……。
【本命】
モズアスコット
【買い目】
単勝5000円
複勝5000円
【収支】
マイルCS -1万円
ジャパンC -2万円
【残金】
6万円
(文=中川大河)
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