GJ > 競馬ニュース > 「ジャパンCデー」生まれないワケ
NEW

武豊騎手が「さらに大きなお祭りにしてほしい」と警鐘。何故、複数G1を同日に開催する「ジャパンCデー」は生まれないのか

【この記事のキーワード】, ,
japancup2.jpg2016ジャパンC(競馬つらつらより)

 27日のジャパンC(G1)は1番人気のキタサンブラックが優勝。武豊騎手が主戦を務め、演歌界の大御所・北島三郎氏がオーナーなだけに、この日の東京競馬場は大きな盛り上がりに包まれた。

 だが、その一方で外国馬は、またもただ参加するだけに終わってしまった感がある。今年は3頭の外国馬が参戦したが、いずれも着外。これでジャパンCは10年間、外国馬が一頭も馬券に絡んでいないことになる。

 さらには、今週のチャンピオンズC(G1)の外国馬の参戦は「0」。JRAが掲げた「世界に通用する強い馬づくり」の目玉として創設された日本最大の国際レースは、完全にその存在意義が瓦解しようとしている。

 何故、このような事態に陥ったのか。これまで様々な見解や評論が成されてきたが、その中でも有力な要因として挙げられているのが、日本が「他の競馬先進国との争いに敗れた」という事実だ。

 実際に、ジャパンC並びに前身がジャパンCダートだったチャンピオンズCは、10月に開催される米国競馬最大の祭典「ブリーダーズカップ・ワールド・チャンピオンシップ」と、12月中旬に香港で開催される「香港国際競走」との間に挟まれており、今年も数多くの世界的な実力馬が日本のジャパンC開催をパスして、この両開催に参加している。

 このような状況に陥った原因は日本の検疫体制や、日本馬のレベルの高さなど様々な要素が挙げられるが、最もわかりやすいのが「開催されるG1の数」ではないだろうか。

武豊騎手が「さらに大きなお祭りにしてほしい」と警鐘。何故、複数G1を同日に開催する「ジャパンCデー」は生まれないのかのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. 【朝日杯FS】「勝ち馬は強かった」ジャンタルマンタル降板の元主戦は16着大敗もかつての相棒を称賛。もう1頭の「大物」と暮れの中山で鬱憤晴らしへ
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. JRA北村友一騎手「しがらき巡礼」で小倉リーディング!? “モレイラ旋風”吹き荒れる中、秋競馬は「中堅騎手」が高配当の使者になる?
  7. JRA「強制卒業」させられたリーディング下位騎手のフリー化が続々、内輪揉めや騎乗馬の確保を心配する声も…「誰も得をしなかった」介入とは
  8. JRA荻野極と横山武史が「誤爆」で一触即発!?「ふざけんな!ナメてんのか!」1番人気大敗の腹いせにタオル投げるも……
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. 「2戦無敗」G1挑戦も川田将雅にスイッチ…ジャスティンパレス、ママコチャと有力馬の「降板」相次ぐ若手騎手に同情の声