真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.11.27 11:35
「状態は過去最高」上昇度MAXで躍動するサウンズオブアース!現役屈指の善戦マンのどうしても足りない「あと一歩」を埋める2つの要素とは
編集部
サウンズオブアース(競馬つらつらより)
10月10日に行なわれた京都大賞典(G2)。始動戦を勝利で飾り、大きな歓声を浴びるキタサンブラックと武豊騎手の傍らで、まるで淡々と”試走”を終えたかのように引き上げる馬がいた。
サウンズオブアース(牡5歳、栗東・藤岡健一厩舎)とその鞍上M.デムーロ騎手である。
開幕週の京都競馬場で、さらには1000mの通過が62秒という絵に描いたようなスローペース。レースは結局、前に行った3頭で決まったが、後方の馬がほぼノーチャンスという中、一頭だけ猛然と脚を伸ばして0.2秒差の4着に食い込んだのがサウンズオブアースだ。
馬体重はデビュー以来、最高の510㎏。明らかに余裕のある体つきで、ここはまさに試走といった仕上がり具合だったが、そんな状態で見せた上がり3ハロン33.1秒の豪脚。そこには15着に沈んだ春の天皇賞(G1)の”傷”が完全に癒えた、この馬本来の姿があった。
誰もが「一歩足りない馬」という印象を持っているサウンズオブアース。実際に菊花賞(G1)と有馬記念(G1)の2着がありながら、主な勝ち鞍が500万下のはなみずき賞という「最強の2勝馬」である。
その一方で通算成績は[2.7.1.8]と馬券圏内は50%を上回り、掲示板を外したのも2度の天皇秋・春と未完成だった3歳の日本ダービー(G1)だけという堅実派。
昨年のジャパンC(G1)も1コーナーで大きな不利がありながらも、勝ち馬とは0.3秒差の5着と、今年もまともに走りさえすれば上位争いは必至だろう。だが、同時にいざ「勝ち切る」となると弱気にならざるを得ないのが、すっかり定着したこの馬のイメージだ。
しかし、実はここに来てサウンズオブアース陣営のテンションが”異様”に高い。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛